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ひとりで行く ヨーロッパの旅 | チェコ&オーストリア編 Part7

前回の記事はこちら📝

朝起きて窓に目を向けると、雲ひとつない青い空が見えた。

鳥の声も聞こえる。本当清々しい。

今日はチェコを離れて別の国に移動する。
眠い目を擦りながらせっせと荷造りを終わらせる。

優雅な朝食

さあ、おまちかねの朝食の時間。
このホテルは朝食がとっても評判良いらしい。
プラハのホテルの朝食も最高だったから楽しみだな~。(朝食はモリモリ食べる派)

朝食会場は昨日のレセプションがあった小屋の中みたい。
中に入ってみるとなんだか良い匂い~。

誰もいないから貸切状態でちょっとリッチな気分。

プラハでもそうだったけど、朝食の時間はいつも一番乗り。

基本私は早寝早起きタイプの人間で、お腹が空きすぎて少しでも早くテーブルに着きたいからなんだけど、そのおかげでいつも貸切状態で朝食を食べられる。良いことだらけだね~。

テーブルにつくとさっそくメニューを出してくれて、この中から選んで好きな朝食を作ってくれるんだって。作りたて!

googleレンズってとってもお利口よ

メニューに色々書かれててよく分からなかったけど、エッグベネディクトを注文してみた。
あとカプチーノと搾りたてのオレンジジュース。(これめちゃくちゃ美味しかった)

テーブルの上にすでにパンがあったので待ちきれず食べちゃった。
これがまたすっごい美味しくて、クルミが入った甘いデニッシュ?だった。

つまみ食い

カプチーノを飲みながら待っていると…

じゃじゃ~ん!きました!エッグエネディクト。

もう見た目が良い。すっごい美味しいやつじゃんね。

半熟卵は正義

美味すぎだろ…。
パンはサクサク、卵はふわトロ、ベーコンはカリカリ。

ベストマーッチ!
頭がビルドになっちゃった。

デザートのヨーグルトも美味しかったし、最高の朝食だった。
満足、満足。

チェスキークルムロフにきてから当たり飯が多くて嬉しい。(プラハはハズレも結構あった)

朝食が終わるとすぐにチェックアウト。
プラハの時と同じように宿主さんに感謝のプレゼントメッセージカードを贈り、ホテルを後にした。デュクイバーム!


次の国へ

さて、朝早いけどこれからシャトルバスに乗って次の国に行くよ~。
乗り場まではほんの数分。

行く途中になぜか地元にもあるCOOPがあった笑。
え、これ日本のお店と同じじゃないよね?
ロゴもそれっぽいけど…。
どうやらこの店は会員制みたいで観光客は入れないらしい。

ピックアップ場所に着くと私以外に中国人夫婦がいた。
聞いたらこの人達もシャトルバス待ちって言ってた。
合ってた、よかった~。

しばらくするとシャトルバスがきたよ。

運転手の兄貴登場。

兄貴の見た目がまじロック。
ブロンド・オールバックで腕がタトゥーだらけでさ、顔にも血走ったような赤いタトゥーがあって思わず三度見したよね。(コラ)
仮面ライダーみたいな黄色のサングラスもイカしてた。

ってことで このキャラが濃ゆい兄貴の運転でチェスキークルムロフに向かうよ。

人数は3人なのに結構デカい車で私は助手席に乗せてもらった。
なんとお水付き!ありがたい。

ドライバー兄貴、短い間だけどお願いしま~す。
目的地まで4時間くらい。さあ出発!


チェコからオーストリアに渡ろう

シャトルバスでチェコから隣の国オーストリアへ渡るよ!

目的地はハルシュタット!

助手席からの眺め

外の景色もとっても綺麗。

途中うたた寝しちゃってチェコとオーストリアの国境見逃してしまった…。

どうやらオーストリアに入ったようだ。
しばらく走り続けると道路沿いのパーキングエリアで一旦止まった。
兄貴が10分後ね~って言ってた。どうやら休憩タイムらしい。

パーキングエリア内にあったガソスタ

中国人夫婦とトイレに行くと、3人とも大切なことに気づく。

それは「ユーロがスーツケースの中にあって、チェコのお金しか手元にないってこと…。」

どうしようって困っていたら、なんと旦那さんが店員さんに交渉してクレジットカード決済で入らせてくれた。しかも私の分まで。

なんて優しいんだろ、猛烈に感謝した。
エルフがもうひとりいた!(1人目はプラハのバス停にいたお兄さん)
※助けてくれる人は心のフィルターで基本エルフ化する。

感謝の気持ちにバックの中にあったアフォガードチョコレートを渡した。
まさかの思わぬ交流ができて感謝と嬉しい気持ちでいっぱいになった。

休憩も終わり改めて出発。

ハイジいそう

湖が見えてきた!

さあもうちょっとで目的地。


約束の地、ハルシュタット

さあ、ようやくハルシュタットに到着!
長時間の運転でお尻が痛かったけど、着いた喜びで痛みなんか吹っ飛んだ。

船乗り場

ハルシュタットはオーストリア中心部寄りにある小さな湖畔の街。

ずっと来たかった私にとっての約束の地!
実は今回の旅で一番楽しみだった観光地がここハルシュタットなのだ。
もうワクワクが止まらない。

運転してくれた兄貴にお礼とさよならを言って別れた。

見た目のこと散々言ってごめん、以外にも運転が優しくてギャップ萌えした。(やめなさい)

とりあえずホテルまでスーツケースを引いていく。

右側の緑の建物が今晩泊まるホテル「I da Mitt」

数分で広場前まで行けた。
今晩泊まるところは広場内にある「I da Mitt」というホテル。

チェックイン時間にはまだ早いので、荷物だけ預かってもらう。

さあ、準備OK。
観光に出かけよう。


湖畔の街を散策しよう

一見地味な観光地のように思えるけど、ここハルシュタットは世界一美しい湖畔の街と呼ばれている。
その名の通り、街は大きな湖畔とたくさんの山で囲まれている。

イメージは地元で言う諏訪湖と上高地を合わせたようなところ?
山も綺麗だし湖畔を美しい。

街の雰囲気は小さいけど活気があった。
だけどゆっくり過ごせる静養地でもあると思う。

お店の前のオッチャンたち

住民の人もたくさん住んでいるようだ。

家もこの環境にマッチングしていて、うまい具合に傾斜に建てられていた。
崖や岩も見える。

傾斜に建たてられた家

ほどよい生活感が垣間見えててなんか安心する。

広場を離れて少し登ると、そこにはハルシュタットを代表する絶景スポットがあった。

三角屋根の教会と湖がよく見えるでしょ。まるで絵画のよう…(ウットリ)
みんな記念撮影をしながらワイワイしてた。

日差しが湖に反射して眩しかった。
今日は本当良い天気のようだ。

湖周辺に行くと白鳥が人間と戯れていた。
どうやら人馴れしてるらしい。(奈良の鹿みたいな)

餌くれー

つぶらな瞳がとってもかわいい。
でも餌はあげないぞ。

また歩くと今度はニャンコを発見。

コイツがなかなかの仏頂面。
撮らせてやった感が写真から滲み出ている。
でも可愛い。

ニャンコと別れて細道を進んでいく。

大きい広場を見つけた。

ここ穴場!
街外れだからそんなに人がいないし、広くて湖と山も見渡せる!
小さなベンチがあるのも良いね。


さあ、次は展望台に登ってみるよ。

ケーブルカーに乗って頂上まで登る。
頂上まで数分で行けた。

本当は三角の展望台に行って景色を眺めたかったけど、行列待ちで断念した。
せっかく上までお金払ってきたのになんか勿体無いな~。
レストランもあったけどパスした。

正直ケーブルカー結構高かったし、来なくてよかったかも…。
まあ景色だけで良しとするか笑。

下まで降りたら、せっかく湖があるんだからと電動ボートに乗ってみることにした。


ボートで湖を爆走

ボートに乗るため、乗り場に行くと皆グループで来てた。ひとりは私だけ…。
ここまじで勇気が必要で、何とかポーカーフェイスで乗り切った。

周りの視線を感じつつ、いざボートに乗りこむ。
時間は1時間でだいたい3,000円くらい。

お兄さんから説明を受けるけど何言ってるのかよくわからない笑。
でも「何かあったり、危険なことがあればトランシーバーで呼ぶから」とは言ってた。

お兄さん曰くアクセルとブレーキはいたってシンプル。
ダイヤルがあって、どちらかに傾けるだけでいいみたい。

ハンドルで操縦、ダイヤルでブレーキとアクセルをコントロールする

これは免許がなくても全然OKだね。

さっそく操縦!

楽しすぎて湖を爆走した。

マサオくんの運転みたいに自分はハンドルを握ると人が変わるのかもしれない。

ぶっ飛ばすぜベイベー!

しばらくして船乗り場から離れすぎたらしく、トランシーバーで「危ないぞ~」って指摘を受けた。
すみません。調子乗りすぎた。

湖沿いにはレストランやホテル、別荘みたいな建物もたくさんあった。
こうしてボートから見る街の景色はまた違ってみえて雄大だ。

風が気持ちよくて1時間なんてあっという間。

1時間したら元の船着場へ引き返す。
船着場にボートを停めるのが車の運転みたいで楽しい。

綺麗に停められたからお兄さんに「パーフェクト!」って褒められた。

どやー。

始めは恥ずかしいからってボートに乗るの迷ったけど、乗って本当に良かったな~。
楽しかったわ!

ボート乗り場はここから乗りました。
◉Bootsverleih(レンタルボート乗り場)


夕食は…

気づけばもう夕方。昼食の時間すら忘れて散策に夢中になっていた。
お腹が鳴っている…。

ハルシュタットは川魚(マス)が名物らしく、おすすめで紹介されていたけど、レストランに入る力はもう残っていなかった。
それに個人的に川魚は苦手で…。

海産物が豊富な日本だと魚って当たり前で、何食べても基本海の味がするんだけど、ヨーロッパで海のないところだと本当に肉とかしか食べるものないから、正直魚介系はあまり期待してないのよ。(個人的な意見です)

ってことで広場の近くにあったケバブ屋さんでケバブを買って食べることに。(ケバブなら世界共通で美味しいだろ)
お昼食べてないからちょっと高めのケバブにした。
サイズも大きくて美味しそう。

う〜ん、ヨーグルトソースが爽やか!
やっぱりケバブは美味しいわ。

ベンチに座って湖を見ながら食べられるんだもん、贅沢だよね。

これで半日の散策も無事終わり、ホテルへ帰る。


ホテルがおしゃれ

このホテル 実は今回の旅行で一番お値段が高い。(ボソ)

泊まるだけだとなんか勿体無いよね~。

トルコランプ

部屋全体はウッディーなつくりで、インテリアも素敵。

天井の模様は木彫り

シャワールームもおしゃれ~。

せっかくだからシャワーをあびてちょっと休憩したら夜の街を少し歩いてみよう。


【ここで余談】

ヨーロッパはコーヒー文化が盛んなこともあってホテルに1つはコーヒーメーカーが付いているところが多い気がした。

カプセル式でボタンを押すと抽出される簡単なやつ。

これが結構便利で、今までコーヒーメーカーなんてあっても面倒だから使わないでしょ〜って思ってたんだけど、全然そんなことなくて、むしろめっちゃ便利でおいしいやん!しかも超簡単!って感動した。

※チョロい私は旅行から帰ってすぐネスプレッソを買いました。


夜景が美しい

外が暗くなったので散歩に出かけてみる。

広場
ホテル前

昼間はあれだけ人がいたのに嘘のように静か…。

はい、本日2回目。
ライトアップを見にきてしまった。

実に神秘的な夜景だ。

でも本当にここは何度来てもあきない絶景スポットだよ。
旅した中で一番美しい景色だと断言できる。


今日はいろいろ体験できた1日で楽しかったけど疲れたな~。
ちなみに明日も午前中はハルシュタットに滞在予定。

そういえば2週間の旅も気づけばもう半分まできてしまっている。
早いもんだよね。

残り半分も気を抜かずに安全な旅ができますように!

おやすみなさい。

ー Part 8 に続く ー

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