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森中遊助
2023年9月26日 19:50
さて、前回は宮沢賢治の童話、『狼森と笊森、盗森』から読み取れる(賢治の)森への視点、というようなものについて書いた。今回は同じく童話『虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)』から読み取れる賢治の森に対する視点や思い、というものについて書いてみる。これは『虔十公園林』の最後の一節である。「杉の黒い立派な緑」とは一見、おかしな表現に思えるが、スギの葉の色が濃緑色であることを考えると、たくさんの枝葉
2023年9月21日 08:14
突然だが、9月21日は宮沢賢治の命日だ。生誕地の岩手県・花巻では毎年、賢治祭なるものが開かれているのだが、わたしの地元・浜松でも、賢治を慕う人たちが毎年、「ちっちゃな賢治祭」というものを催している。 以前から宮沢賢治をめぐる人たちとはなにかと交流があり、「ちっちゃな賢治祭」では前職(県立森林公園の自然解説員)の関係もあって、ときどきトークのようなものをお願いされてきた。そして、今年も9月10日
2023年9月4日 21:13
さて、暦的に夏は終わった(のだが、いまだ酷暑だ・・)。というわけで、夏の思い出その2である。前回は息子と知り合いを川の生き物捕りに連れて行ったことを書いたのだが、今回は同じ川へ息子含め、6人の小2男子を連れて行った話。じつは定員12人、参加費2000円で募集をしたのだが、集まったのは6人だった。 「県立森林公園」という肩書(以前は静岡県立森林公園の自然解説員というのをやっていました)が外れてし