ターコイズブルー【歌詞】

ここには何も無い

例えるなら君が居ない夏みたいな感じ

そんな感情も群青も青く染める

なら僕はもう旬を過ぎてしまった

君に好かれる旬を

君は僕を置いて、僕の居ない場所へ行った

そこは楽しい世界なの?

僕は悲しくもないし、酷く落ち込むこともない

その程度の気持ちだったんだ

それを知って、落ちた


君の旬は僕の中でまだ生きてる

それが偽物の物語だとしても

そんな御伽話(おとぎばなし)、残酷なエンディング

8人中3人は同意してくれるかな

その程度の重篤度(じゅうとくど)

感度はよろしくない

言葉は少し苦くて、オブラートに包む

赤橙(あかだいだい)、ありったけの燃える火種(ひだね)

それは情熱の在り処(ありか)の鍵

そんなもの遠い昔に何処かに落としてきた

君が居なくなってからのこと

冷めた眼でものを見るようになった

すべてblue(ブルー)


逃げ道はこっち

何から逃げてるの?

イミテーションの感情から?

君にプレゼントしたターコイズブルーの宝石もどき

お金も愛も無いから出来たことなのかな

靄々(もやもや)する気持ちを消すための合図音

天に向けて撃つ

10秒前、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0

bang、bang、君の幻想を打ち消す


何処にも何も無い

例えばの話、僕が居ない世界の存在

パラレルワールドみたいな不思議なワンダーランド

嗚呼、何が言いたいかって言うとね

僕の存在価値を消去

僕は悩まずに息もせずに僕は居ないのだから

そこは君にとっての楽園

君は悲しくもないし、酷く苛(さいな)まれることもない

多分の話に信憑性は皆無だけど

それを考え、昇る


僕は寒い季節生まれ、君は暑い季節

それぞれの旬が季節によって

左右されるのであれば、対照的なふたり

8人中2人は理解してくれるかな

その程度の信用度

無感度で仕様(しよう)が無い

何処までが本気で何処までが嘘なのか

本音にほんの少し嘘を混ぜて話すくらいが良い

それは適当に受け流すための鍵

この現状を受け止められないときに出す業(カルマ)

君が居なくなって世界が360°

反転して仄暗(ほのくら)く見えるようになった

諦めた眼でものを見るようになった

すべてblue&gray(ブルーアンドグレー)


燻(くすぶ)ってるのは誰?

やけに白々(しらじら)しい

この気持ちは嘘か本当か

その中間点に伝(つた)い落ちる、有難(ありが)うと言った君の嘘もどき

疑いも憎みもしないから出て行ってくれ

靄々(もやもや)する気持ちを打ち消すための涙

夜は明け始める

涙が乾き切る

10秒前、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0

bang、bang、君の笑顔を掻(か)き消す


あのターコイズブルーのガラス越しに見えた瞳

有難(ありが)うと言った君の眼が本当は笑ってなかった

後悔の残骸が僕の後ろでバラバラになってた

もう少しで朝になる

もっと狡賢(ずるが)くお利口にならないと

本当はターコイズブルーが原因ではないことは知ってた


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