満天【歌詞】

嗚呼、君と踊りたい

あの満天の星空に輝く君を悲しみから解き放つ

誰かと騒ぐのも

鬱(ふさ)ぎ込むのもいいけど

折角なら僕と踊りませんか?

今宵、リズムに乗って月に行こうよ

月の椅子でふたり出逢った頃の話をさ、して

未来への希望を込めて笑いませんか?


悲しみはもう十分過ぎるほど心を乱したから

寂しさで言葉遊びして

楽しさの言の葉であやとりして

突き通す強さも必要なことなんだ

もう泣くのも飽きた頃だと思うので

ふたり宵々(よいよい)また踊りませんか?


両手に花束を持って君に贈ろう

赤い薔薇を100本

心を赤く染めさせたいから

頬を染めさせたいから

君の悲しみに差す傘はこの僕の腕の中

両手を広げて、悲しみごと抱き締めよう

そしてそれは明日への座標


嗚呼、君と離れたくない

嗚呼、あの満天の星空にも雲は掛かるからその時は

一緒に話しませんか

閉じ籠もるのもいいけど

折角なら僕と踊りませんか?

今宵、ロケットに乗って無重力を旅して

火星人の話や月のうさぎの話をしてさ、して

楽しことだけを詰め込んで笑いませんか?


君はもう十分過ぎるほど自分を責めたから

チョコみたいに甘やかして

自己否定は生ゴミの日に捨てて

肯定の皇帝ごっこで自分を認めませんか

もう自分に苛立(いらだ)つもの飽きた頃だと

思うので今夜も踊りませんか?


爆音で好きなミュージックを鳴らして

薔薇の雨を100本分

空から降らしてライトアップ

君の歩く道がレッドカーペット

君の悲しみはまた襲うと思うけど大事なことは

隣に僕がいて悲しみごと君を受け止めよう

そのために僕の両手がある


上手く言えないけど

君を僕の好きに巻き込みたいんだ

そのためなら何でもするよ

明日への糧になるような期待を色んなところに置いて来るんだ

それを君は毎日開けては喜ぶんだ

そしてそんな毎日に慣れた頃

明日が来ることも悪くもないって思うようになるんだ

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