細胞領域カタルシス【歌詞】

激しい感情を殴り書きした、色を注いで

生きる術(すべ)を知らないで、ただガムシャラに疾走する

何が正しいかなんて解(わか)らなかった

今まであるがまま生きてきた

光も闇もどちらにも存在してきたこの心

罪も善もボーダーラインなんか必要無かったから

今、どこまでいけるのか、知りたくなった

何をどうすればいいのか、金色(こんじき)の夢の色を見たくて

月を睨み付けてたんだ


望んだ朝にはまだ出会えてない

例えようのない力溢れるエナジー

指から伝導する色を使って、その色で飾り付ける

始まりの音が鳴り響く

可能性を見たくて、残花のようになると決めた

残響音は耳を貫き、カルマを知る

生命のドアを叩き、幾らでも挑むだけだ

忘れた頃にやってきた魂に火を点ける

沸点がどこなのかすら解(わか)らない

今まで知る必要が無かった

原動力は何なのか

まだ疑いながらも前に行くこと止(や)めない


胸にある光彩(こうさい)も慣れ親しんだ常闇(とこやみ)も

この体に存在する記憶(メモリー)

この手に握り締めて、完全一体化し

体の奥底に潜(ひそ)む永遠の情熱に出会う

今、羽撃(はばた)く

どこまで飛べるのか、どこまで挑めるのか

際限無き欲望の最果てにあるのは求めるものか

出会わずにはいられない

長い夢を見たくて、今旅立つすべてのエレメント


留(とど)まらない情景が流れ出す、色を付けて

生きてく術(すべ)を解(わか)らなくて、それでも前に進みたくて

自分が何者なのか知ろうとしなかった

今まで思うがまま生きてきた

天も地もどちらにも牙を向いてたこの心音

過去も今も未来もどうでもいいと思っていたから

今、その牙を自分に向けてみたくなった

今までのツケはカルマとなって、戻って来るだろう

それすら逆境にして越える


臨(のぞ)んだ朝には眼を光らせて

化学反応その先、痺れる快楽

体から解き放たれた色を、夢の果てまで彩(いろど)る

始まりの色が魅せる宇宙(そら)

未完成でも無限大の情熱を誤魔化せなくなって

無傷のままでいれなくてもいいと思った

自分の魂の在り処(ありか)、始めよう挑むだけだ

記憶の奥底にある微熱に火を点けろ

燃えて燃え尽きろ、この体ごと

例え短い夢だとしても

原動力は尽きない

ここが熱いのはさながら鮮烈(せんれつ)極まりない


未知数の世界に飛び込む勇気はあるのか

この体に刻まれてるDNA

希望すら細胞の記憶の一部なのか

数値化された世界で数値化出来ないもので挑む

今、羽撃(はばた)け

何を信じ、何を選択し、どこへ行くか

無限領域で野良(のら)の狼は独りどこまで戦えるのか

期待せずにはいられない

長い夢を見たくて、今旅立つすべてのエレメント


今告げるのは最深(さいしん)開放

細胞領域カタルシス

沸点上昇していく

応えるのは閉じ込めてた激しい色たち

さあ、行こう

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