red fruits【歌詞】

あ、あ、あいして、嗚呼、あいして

私が苦しくなるくらい

あなたが羨(うらや)むくらい

太陽匂い立つ、月薫(かお)り立つ

限界だわ、崩壊しそう


唇を紅く染め上げて

そっと口づけして

口は禍の元、愛がだだ漏れて雨になった

掠(かす)れた口紅

私を酔わせて、お願いだから


この体、この心、全身全霊奪って

潰した果実のように

ぐじゃぐじゃにして

そしたら、抱き締めたげる

羨(うらや)ましいでしょ


凍(こご)えた体と心

今すぐ触れて暖めて

吐息が白いの

呟いて、嗚呼、あいしてるって

その眼に白い布を巻いたげる


本物なんか要らない

視線も不要

すべては体と心

それだけ

触れるか触れないかの手の感触

這(は)いつくばる


嗚呼、飾り立てた吐息

掠(かす)れた声

熱が急上昇してく息、空間、あなたと私

ふたりの世界ごと

白いシーツの海


赤く染めて

その白を

この体、凹凸(おうとつ)が綺麗に埋まる

重なり合う

捻(ねじ)り合う

目合(まぐわ)い合う


何も知らない少女のように

堕ちた淑女(しゅくじょ)のように

あなたに抱かれましょ

言葉は棘(とげ)

心に体に刺さる

囁いて、あいしてるって


口移しで赤い果実と唾液(だえき)

赤く汚れる唇

今直(す)ぐ触れたい、感じたい

ねえ、ねえ、もう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?