悪魔【歌詞】

悪魔が囁く、お前は何者だ

何故に生きようとする

試練に打ち勝つため限り無く続く道を一歩一歩進む

冷たい雨に打たれても光を探す

暗闇の中、模索する

遥か遠くから嘲笑(わら)い声が聴こえる

己で己の首を絞めるような生き様に藻掻(もが)く

道は開けるのか

行く道は右か左か

どっちを選択しても正解は無いのか


後悔と言う名の森の中で彷徨(さまよ)い歩く

同じ道を永遠と歩き続けてるような感覚

今、何でもいい悪魔でも神でも救いが欲しい

足元を掬(すく)われる

心を巣食われる

お前の中の悪魔は何を語る

片眼を開き、お前を見てる

何が故(ゆえ)、こんなにも藻掻(もが)き足掻(あが)く

目の前には何も壁は無いと言うのに


赤い月が見える

この森は己の心

空は闇に覆われ、酷く雨が降る

蜘蛛の糸が絡まり、動けない

堕ちてく心

精一杯、叫ぶ、『俺は俺だ』と

ここに居るのは何者でもない俺だと

全身全霊の力と精神で糸を剥ぎ取る

渾身の力で掴み取る自分の意志を


悪夢が襲う、頭を抱える

何故にそれでも進もうとする

見えぬ糸に操られ限り無いレールを歩いてると知ってても

想像もしない事態に陥ってることに気付いてても

冷たい雨が酷く心を乱してても

漆黒の悪魔が見えても

何故に抗おうとしている、お前は

己で己を奮い立たせているのは何故(なにゆえ)か

それで

道は開けると思うのか

右も左もわからないまま

ガムシャラに獣道を傷付いても何故進むのか


運命と言う名の闇の中で邁進(まいしん)するのは

己を信じているのか、いつか光が見えると

過信は禁物とお前の辞書に載ってはいなかったか

悪魔にでも魂を

売ろうとしたお前は、、、

お前の中の悪魔は両眼を開く

お前を奈落の底へ引きずり込もうもしてる

それでもお前の心臓は勢い良く高鳴り

それでも目の前の状況に立ち向かうというのか


赤い眼が光る

この森は悪魔の象徴

空は一生明けない闇に覆われてる

絡んだ蜘蛛の糸から抜け出そうとする

何故に抗う

正真正銘、お前はお前だと

証明したいのか、何者かわからずに

それでも往こうとするのか

全身全霊の血が沸き立つ、道を切り開く

決意を胸に己の中の悪魔を平伏して

渾身の力で掴み取る自分の意志を





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