プロセスエコノミーが面白くそして怖かった話
和尚と申します。
今日はプロセスエコノミーという本についての感想を書いてみます。
はじめに
めっちゃ読みやすく面白かったです。
読みやすいのですが、内容は軽くないですし、横文字はたくさん出てきます。
作者の経験と知識と人脈に基づくであろう、実例も交えて、色んな情報があり内容は重厚。でも口当たりと後味が良好。不思議です。箕輪さんの手腕なのでしょうか。
どうしてプロセスが価値があるのか?
どういうメカニズムなのか?
どう実装するのか、しているのか?
とはいえデメリットもあるよね?
私たちへの影響は?
順を追って初めて聞く人にもわかりやすく。そして、現象に言葉が生まれた事を知っていた人にとっても、そうそうそういう事ですよね!と言語化してくれているような。
感じた事をつらつらと
私には3歳になる息子がいるのですが、
ビジネス書を読んで、あぁこの内容は自分に身に染み込ませた上で、古くなるけど古くならない気がするから、伝えられるようになりたいなと思ったのは3度目です。
1度目は革命のファンファーレで、
2度目は金持ち父さん貧乏父さんで、
3度目がこのプロセスエコノミーでした。
何でプロセスエコノミーを子供に教えたいか何ですが。
プロセスを売るというのが広まると、もう少し優しい世界になる気がするのです。
人に限らず動物は知らないを怖がります。
怖いものへの対処は、逃げるか攻撃するかで、SNSは(少なくとも今は)安全圏から攻撃できるから叩く人が出てきます。
でも、そこでプロセスが公開されるのが当たり前になったら?
知らないが、知っているになるので、ゼロにはならないまでも挑戦を潰す世界が変わるのかなぁと思います。
まぁ、これは楽観的な意見で、プロセスを共有するという事は、同時にプレッシャーに潰れる人も出てくるのかもしれません。悪意ある叩きと、善意のプレッシャーは受け取る側のアンテナによってダメージになることもあるのでしょう。
でもどうせなら、プロセスを公開して、やってみたけど飽きちゃった、が気楽で次に行ける世界がいいなぁと思います。
小説家になろう、とかでも、漫画でも凄く面白いけどエタる人もいますが、他のを書いてるうちに復活してくれる人もいますし、
続きが読みたいなら叩くでもプレッシャーかけるでもなく、他を見つつ待つ、のが実はみんな幸せ?なのかなと。
どんな業界でもプロセスは必要になるよね
前に未来が凄いなぁという話を書きました。
で、こういう時に良くあるのが、なくなる仕事は?みたいな話があって、IT業界は大丈夫だろうみたいな話があったりします。
僕はIT業界にいて、30人ちょいの小さな会社の起業メンバーで役員だったりします。やっていることは規模的には一番お金が動いているけどスタートアップなどに比べると地味な分野です。
具体的に言うと、お客さん先に常駐または在宅で要件ヒアリングから設計開発、テストを行なっているのがメインです。
そんな中でいると、主にエンターテイメントだったりがプロセスエコノミーであげられますし、なんというか少し対岸の火事だったりする気分が抜けなかったんですね。
でも、最近スプリンギンっていうアプリを知りまして。
これって簡単にいうと視覚的にプログラムが組めるんですね。
RPAだったりBPMだったりは知ってましたが、Excelもノーコードのプログラムですよねって話があった時にめちゃくちゃハッとしまして。
論理的な思考や、プログラム言語をお客さんに説明するというスキルは生き残れるとは思います。
でも、今ってExcelができるからと、仕事になるわけではないです。
プログラム全般がそうなる、その時代がすぐに来る。
検索サイトのように、2番目にわかりやすい言語とかは不要で、実は痒いところにも手が届く視覚的なプログラムをかける仕組みができたら。
すると、要件を出す側が、プログラムを依頼するんじゃなくて自分でツールを使ってアプリを実現する時代が来る。
IT業界やとりあえずプログラム、なんて時代は続かなくて、そうなると僕らは何を売ればいいのだろう?
自分一人ならともかく、なんだかんだ30名以上は社員がいるので、プロセスか、そうなるとどうなるんだ、と実は面白さの裏に怖さも感じながら読んだりしてました。
さいごに
ちなみに、僕は作者の尾原さんのオンラインサロン、けんすうさんのサロン、西野さんのサロン、田村さんのサロン等に入らせてもらっていて、主に読み専です。
本は毎日読んでますが、興味あるものや目についたもの以外に対してまで、自分から情報取りに行くには時間がなくて、メルマガとして活用させてもらってる、そんな人です。
これは入ってる人にしかきちんと伝わらないかもですが、回し者ではありません。
ただ、僕は月額980円で、コメントも行動も何も不要で、色んな情報に触れられるので、お勧めだと思います。
感想とか言いながら長くなりましたが、読んでくださった方いましたら、ありがとうございました!
小説や日常呟き書いてます。お読みいただきありがとうございます。嬉しいです、スキをされると、とてもとても嬉しいです。また縁がありましたらよろしくお願いします。