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#芥川賞

情報が生み出す、ロマンチックで豊穣な世界 『首里の馬』

情報が生み出す、ロマンチックで豊穣な世界 『首里の馬』

読んだ本:高山羽根子「首里の馬」(文藝春秋2020年9月号掲載)

まず大好きな作家・高山羽根子さんが、ついに芥川賞を受賞されたとのことでおめでとうございます。

【物語の内容】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小説の舞台は、沖縄県港川地区。順さんという老女が営む私設資料館で資料整理の手伝いをすることを中学生の頃からライフワークとしながら、世界中の訳ありな人々にオンラインクイズを出すとい

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笑いすぎて電車で読めない芥川賞作品「破局」

笑いすぎて電車で読めない芥川賞作品「破局」

読んだ本:遠野遥「破局」(文藝春秋2020年9月号掲載)

これがいい感想なのかどうかは分からないけど、とにかく始終、面白かった。耐えきれず声を出して笑ってしまったところもあって、途中から電車では読めないと判断して、家でだけ読んだ。そのおかげで心置きなく笑いながら読むことができた。

元ラグビー部(高校までなのか、大学でも少しはやっていたのかは分からない)の慶應大学(と思われる)の4年生、陽介が主

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