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日々の小さな積み重ねがクラスをつくる

「建設は死闘、破壊は一瞬」

読んで字の如くですが、何かを作ったり建てたりしていくには、日々地道な積み重ねが必要になります。

一方で、破壊することは一瞬です。

どれだけ丁寧に積み上げていったものも、ハンマーを一振りするだけで一瞬で破壊することができます。

これは学級経営にも通じるものがあります。

クラスを作り上げていくのに近道はなく、日々の地道な積み重ねで成り立ちます。

しかし、こちらが気を緩めて適当なことをしていると、クラスは一気に傾いていきます。


今回は、私が学級開きから修了式の日まで、一貫して行なっていることを紹介します。

どれもほんの些細なことですが、自分の学級経営を支える基盤となっています。

毎日の積み重ねがクラスをつくる

朝のアイコンタクトで規律をつくる

学級の規律をつくるためには、最初が肝心です。

生徒に「この先生はここまでは許してくれるけど、これ以上はダメなんだ」と分かってもらわなければなりません。

そのためにも、普段からその姿勢を見せておく必要があります。

朝学活で話す時、まず教卓の前に立ち

【全員が手を止めてこちらを見ているか】

を確認します。

下を向いていたり、手がゴソゴソしている生徒がいたら黙って待ちます。

全員と目が合ったのを確認できたら、
笑顔で「おはようございます」と挨拶します。


そして、連絡事項などを話し始めます。

これを一年間毎朝、必ず行います。

なんだ、そんなことか。と思われるかもしれません。

たったこれだけのことですが、継続してやり続けることで

「先生は小さなことも見過ごさないんだな」
「ちゃんと生徒一人ひとりのことを見ているな」

というメッセージになります。

また、毎日することで、目が合わなくなったり、いつもの反応が違ったりするとなど、生徒の心の変化にもすぐに気づくことができます

他にも掃除の仕方や廊下の整列の仕方など、「ここだけは守らせる」というポイントを決めておきます。

そのポイントだけは、一年間ブレないようにしっかり意識を持って守ります。

朝、笑顔で教室に入る

朝教室に入る時、笑顔で「おはようございまーす!」と言いながら入る

笑顔といっても歯を見せて笑っているというより、にこやかな明るい雰囲気をつくるイメージです。

前に立つ教師は、良くも悪くも教室の雰囲気を左右するほどの影響力があります。

毎日朝、前に立つ人間が不機嫌だったり暗い顔をしていると、教室の雰囲気もどんよりしてしまいます。

生徒は教師の表情をよく見ています。
教師がその日の気分で、コロコロ表情を変えてしまうと生徒も落ち着きません。

毎朝笑顔で入ることで、自然と子どもたちに安心感を与えることができます

もちろん教師も人間なので、しんどい日だってあります。

無理をして繕う必要はありませんが、これを習慣化していることで、自分自身にエンジンをかけるスイッチにもなります。

このお陰か、学年末に生徒からもらうメッセージかーどには「いつも笑顔」「いつも明るい」などの言葉が並んでいます。

「先生が笑顔だとこちらも楽しい気持ちになる」と嬉しいことを書いてくれた子もいます。

教室に花や植物を置く

毎日過ごす教室を少しでも居心地のよい空間にするために、観葉植物か季節の花を置く

生きた植物を置くだけで、無機質な教室に一気に温かみが生まれます。(あくまで個人的な感想ですが。)

植物に水をあげたり、花瓶の水を変えたりすることが、私の心の癒しにもなっています。

そして、花(花瓶)や植物(鉢)を置くためには教室が整理整頓されている必要があります。

【休み時間の巡回チェック項目】

・机が歪んでいないか
・床に物が落ちていないか
・ロッカーから荷物が落ちていないか
・ロッカーや教卓の上が整っているか
・黒板、黒板のサンはきれいか
・換気がされているか

など

些細な変化に目を配り、居心地のよい集中できる学習空間づくりを心がけていきたいです。

最後に

この少しの心がけが、日々積み重なり自分の学級を作り上げていきます。

最初は意識しないとできないかもしれませんが、毎日続けていると習慣化され、無意識にやるようになっています。

気になるものがありましたら、ちょっと意識して取り入れてみて下さい。

どなかの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪


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