寺井正幸@ごみの学校

ごみの学校という活動をおこなっており、ごみに関して考えるコミュニティやセミナーを開催し…

寺井正幸@ごみの学校

ごみの学校という活動をおこなっており、ごみに関して考えるコミュニティやセミナーを開催して、ごみを通してワクワクする社会をつくろう!をコンセプトに活動しています。 ごみに関する裏側などを書きたいと思います。

最近の記事

対馬で見えた海洋ごみ問題が解決されない理由について

皆さんこんにちは!ごみの学校の寺井です。 先日長崎県対馬市にお邪魔して、海洋ごみの状況を色々と視察してきました。 その中で改めて海洋ごみ問題の抱える複雑さを感じたので、書き連ねていこうと思います。 対馬での海洋ごみの実情対馬では年間20,000m3~30,000m3の海洋ごみが沿岸部に漂着しているとされています。  ※1㎥(立法メートル)=1m×1m×1mを表します。 その中で実際に回収できているのは7,000m3ほどで、それ以外の海洋ごみは波にさらわれ、他の沿岸部に漂着し

    • アパレルのごみ問題について、アパレル業界仲間で勉強会をしてみた。

      皆さんこんにちは!ごみの学校の寺井です。 最近衣服のごみ問題って耳にすることが増えてきましたよね~ 私が運営しているごみの学校でも、ごみの学校-アカデミア編-ということで、色々な分野のアパレル業界の方を集めて勉強会を行い、アパレルごみのそもそもの課題って何だろう?について話し合ってみました。 今回はその様子について触れてまとめてみました。 ごみの学校-アカデミアの様子 当日集まっていただいたのはごみの学校経由やご紹介を中心として、13名ほどアパレル業界にかかわる方々が参加

      • ごみの学校)プラスチック編まとめ

        2月26日にマシンガンズ滝沢さんをゲストにお招きしてごみの学校のプラスチック編を開催しました! チケットは何と426枚申込頂き、大変盛り上がりを見せました! その中で参加者の方からも多くのご質問を頂き、なんとかかんとか質問に回答してみましたので、よければのぞいてみてください! ■質問一覧①いろんなリサイクル方法がありましたが、それぞれの環境負荷がどの程度のものなのか、教えていただきたいです。 ②ある程度発火性の高いプラスチックが混在しているほうが、施設の可燃ごみの焼却

        • ごみの学校を開校してみた。

          皆さんこんにちは ごみの学校運営代表をしています 寺井です。 ごみの学校は現在コミュニティ参加者が1000名を超え、主婦、ビジネスマン、学生、デザイナーなど色々な人がごみについて学ぶ場になっています。 「ごみ」に関して一番わかりやすく、楽しく学べる場を目指しています。 そんなごみの学校ですが、開校して丁度1年が経ちました。 自分がごみの学校を開校するに至るまでの人生などをまとめてみました。 ■田舎生まれ田舎育ち 京都府亀岡市という京都扱いされない田舎で育ちました。 保津

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          プラスチック新法で私たちの暮らしの何が変わるのか考えてみた。

          みなさんこんにちは!ごみの学校運営代表の寺井です! 2022年4月1日からプラスチック資源循環促進法が施行されるってご存じですか? 2020年7月にレジ袋有料化となって以来、プラスチックに対しての大きな法律なのですが、「そんで、結局何がどう変わるん?」って感じですよね。 なので、なんとなく私たちの生活がこう変わっていくかもねって話をまとめてみました。 プラスチック資源循環促進法って? プラスチック資源循環促進法はプラスチックの製造から廃棄まで全てのプロセスでプラの削減

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          上勝町で感じた「分別をしない」というごみの未来

          みなさんこんにちは!ごみの学校 運営代表寺井です。 2月8日から2月10日まで、GREEN WORK KAMIKATSUというサーキュラーな町づくりを考えるワークショップに参加してきました! そこで今回はその中で感じた気付きや課題をまとめてみました。 上勝町とは? 上勝町は徳島県にある人口約1500人の小さな町です。日本で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」を発表し、リサイクル率80%以上を達成しました。現在は街で発生するごみをゼロウェイストセンターにて45種類に仕分けてリサイ

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