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ごみの学校を開校してみた。

ごみの学校というごみのコミュニティを運営しています!
ごみに興味ある方はぜひグループへご参加ください。
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皆さんこんにちは ごみの学校運営代表をしています 寺井です。

ごみの学校は現在コミュニティ参加者が1000名を超え、主婦、ビジネスマン、学生、デザイナーなど色々な人がごみについて学ぶ場になっています。
「ごみ」に関して一番わかりやすく、楽しく学べる場を目指しています。
そんなごみの学校ですが、開校して丁度1年が経ちました。
自分がごみの学校を開校するに至るまでの人生などをまとめてみました。

■田舎生まれ田舎育ち

京都府亀岡市という京都扱いされない田舎で育ちました。
保津川下りという亀岡→嵐山間の川を下るという和風ラフティング的な観光名物があります。
学校帰りに猿が出るし、放課後に川で遊びに行って鹿を追いかけたりしてました。

和風ラフティングこと「保津川下り」

そんな田舎で育った僕は、「おら東京さ行くだ」という感覚で、高校卒業を機に亀岡を出ることに決め、東京ではなく、なぜか兵庫県姫路市にある兵庫県立大学環境人間学部に通うことを決めました。
大学に通う際に考えたのは、「環境」という言葉でした。
小学校の時にはいたはずのホタルが何故か、高校の時にはいなくなっていて、どこかさみしさを感じました。「あ、自然が無くなるってこんな感覚なんや。なんか嫌やな。」と考えた自分はどうぜ勉強するなら、環境問題について学ぼうということで、4年間環境について色々と学ぶのでした。

■廃棄物処理会社へ入社する

大学で環境について学び、いざ就活!となるのですが、せっかく環境分野について勉強したので、就職も環境分野を色々と探したのですが、なかなか見つからない!という課題に直面しました。

リ〇ナビとかマ〇ナビとかを見るのですが、「環境」って調べると「水質分析」「アスベスト調査」「太陽光パネル設計」など、理系男子向け求人ばかりでした。

そんな中で1社だけ、「産業廃棄物」というキーワードが光った会社がありました。当時から人の反対を行くのが好きなタイプだった私は「ごみ」=「誰もやらなさそう」という勝手なイメージで入社するのでした。

ですが、当時の産業廃棄物のイメージって、怖い人たちがいらっしゃるイメージということもあり、親戚からは「なんで大学出てわざわざあんな仕事するんや!」とかってよく言われたものです。

そんなの映画とかドラマの世界でしょって思った私ですが、入社すると研修で、「この会社とこの会社はヤバい会社だからお付き合いしないでね💛」と先輩社員の教えてもらうことになり、やべぇ業界に来たもんだと思ったのでした。

廃棄物業界人の違い


■ごみの実態を知り、世の中の裏を知る

新卒のピュアな私は、世界の環境問題を解決するんだ!という気持ちでウキウキで働いていたのですが、そこで目にした光景はショッキングでした。
そこにあったのは、まだ使えるのに大量に捨てられていくごみや、リサイクルする仕組みが無いのに大量に廃棄されてくるごみでした。

左上:食品 右上:古着 左下:プラスチック 右下:太陽光パネル

まだ食べられるのに捨てられる食品・ほとんど新品の服・汚いプラスチックの山・大量に埋め立てられていく太陽光パネル。色々調べてみると、どこかの企業悪いとかでもなく、そもそも社会の仕組みがそうなっているみたいでした。

■ごみの課題が伝わらない

そんなごみの世界で9年働いていると色々と知識が身についてきました。

そんな中でSDGsやサステナブルという言葉が使われだすようになり、多くの人がごみの問題にも興味を示してくれるようになりました。私にも色々とご相談頂くことも増えました。一方で、課題だと思ったのは、ごみ問題について、何が課題なのか?を正しく知る機会があまりにも少ないということでした。

子供も大人も関係なく、人が生きるうえでごみのことは一生ついて回ります。そんなごみのことを全く学ぶ機会も無いのに、ごみ問題を解決することってできるのか?感じた私はとりあえず、自分の知っている知識を世の中に出していこう!と思うのでした。

■ごみの学校をつくってみた

ごみのことを少しでも知る人が増え、少しでも行動する人が増えれば、ちょっと社会が良くなるかもしれない!そう考えて、「ごみの学校」をつくってみました。

オープン開催したごみの学校一覧

初回のアパレル編に始まり、家庭ごみ・海外のごみ・プラスチック・食品ロスなど、色々な視点でごみについてお話をさせて頂き、どなたでもご参加頂けるオープンセミナーで延べ1021名の方にご参加頂くことができました。
その中で、僕自身も多くの方と出会い、勉強させていただくことができ、明らかに視野が広がったと思います。

特に業種・世代問わず、本当に真剣にごみのことを考えている方が本当に多く、企業の中の勉強会に呼んでいただいたり、ママコミュニティのランチタイムにお邪魔してごみのことを話したり。ごみに関する知識が役立って本当に良かったと思った1年でした。

■ごみの学校の今後について

1年間走ってみて、少しづつですが「ごみを通してわくわくする社会をつくる」に近づけたかなと思っています。今後についてもより色々なごみの課題や現実を皆さんに伝えていきたいなと思います。

コロナ禍もあり、リアルでの開催などがうまくできなかったのですが、コロナが落ち着けば、ごみ処理の現場を見たり、参加者の方とリアルでお会いしてみたりしたいなとか考えたり。

あとは個人的に、ごみの学校を開校した年に2人目が生まれました。それもあって、子供向けにもわかりやすくごみのことを伝えるセミナーができたらいいなと思っています。(親子開催とか最高です!)

ごみの学校は皆さんと盛り上げていけたらなと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします!

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皆さんのご意見や感想をお待ちしています。
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