#5保育をどうしよう未来会議2022夏

どうも、保育主任やまもです。
このシリーズは、ユニファ株式会社主催のオンライン研修会のレビューです。研修の内容は「保育・子育て」です。

今年の夏も「保育をどうしよう未来会議」が行われましたね。いつもリアルタイムでの参加が難しく、アーカイブ視聴になっていますが参加させていただいています。

こんなに豊富で、しかも無料で見られる研修会はない!といつも思っています。

無料登録をすれば、みなさんも見られます。
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園単位の申込みになっていますが、園を通さず個人で見たいという方もいると思います。その場合は、ご相談ください。

今回の未来会議のコンセプトは、
「子どもを真ん中においた保育・子育て社会の実現に向けて」です。
素敵なコンセプトですね。

視聴した動画

今回は3つ動画をまとめて紹介します。
内容が保育実践ではなく、導入やDXについてだからです。
これからシステムを導入していきたい園や、デジタル活用を検討している園は必見です。

視聴した動画がこちらです。

株式会社ソラスト
DX推進部 中村喬さん
こども事業本部 中山亜希さん 
「【座談会】19園への「ルクミー」一斉導入プロジェクト担当に聞く推進のポイント」


医療法人スマイルプラン
SPオーク保育園 事業担当 小林直輝さん
「選ばれる”19名定員&企業主導園”が取り組むデジタル活用のヒント」


北上市 企画部
都市プロモーション課 主幹
DXプロジェクト統括 大塚知彦さん
「保育園DXが起こす、自治体変革の波」


3行レビュー

システム導入期の巻き込みやコミュニケーションについて、実際の事例からお話されています。また、園児募集や職員の情報共有のためのデジタル活用方法が参考になります。


やまも的ポイント3選

ここからは、私の独断と偏見で研修動画のポイントを書いていきます。
動画を視聴して思いついたことでもあるので、動画の内容とズレることもあるかもしれませんが、ご了承ください。

役割を決める

新しいことを始める時に、管理職だけで準備を進めることがあります。私もその一人です。何かと一人で企画をし、準備をし、準備ができてから職員に話をすることが多いです。
そうなると職員にする話は説明と指示でしかなく、やらされ感満載のなか作業をすすめることになります。というか、ただの【作業】になってしまうんですね。

または、私しか制御できない(修復・加工できない)ものが出来上がってしまいます。ビジネス用語でいう【属人化】です。特定の人しかやり方が分からないものです。
うちの園でも、かなりのことが属人化の状態にあります。新しいことの導入の入り口は属人化が当たり前だと考えるので、それ自体が悪いこととは思っていません。ただ、導入期を過ぎても属人化(特に私しか扱えない)の状態ではいけません。私の仕事が増えてしまいます。
やはり理想は、導入期を過ぎたら得意な先生や任せたい先生に技術を伝承していくことでしょう。


株式会社ソラストさんでは、導入前に各園にガイド(担当)を置き、導入までのコミュニケーション計画を立てていたそうです。
姉妹園との同時導入であったため、担当を置くのは理解できますが、一園での導入でも園長、主任の他に1〜2名の職員が参加して意見交換することで現場感のある導入となりますよね。そういう風に職員を巻き込んだ新しい動きをしていこうと思いました。


自分が実感できる変化と「変わった」という評価

北上市でDXの推進をしている大塚さんのお話です。
DXを進める上で大事にしたかったこととして2点を挙げられていました。1つが「自分が実感できる変化」です。ここで言う自分というのは、保育者のことです。保育者自身がDXによって変化、つまり業務の軽減や効率化を感じることを大切にされていたそうです。
これって一見当たり前ですが、DX化(システム化・ICT化)することを目的にしてしまった園は、保育者が業務の軽減を感じていないかもしれません。やまもの園は?と聞かれるとドキッとしてしまいますが、手書きが早いなら手書きのままにするというのを絶対に忘れずにICT化を推進しています。

もう1つが「変わったという評価」です。今度は保護者側からの評価です。保育者たちだけ変わったと思っていても、サービスの提供者は保護者であり子どもたちです。DXによる変化を感じてもらうことはもちろん、業務の軽減により子どもに向かう時間が増えたことで保育が変化することも感じてもらいたいですよね。
こうなると、いよいよDXが目的ではなく手段だと感じられると思います。


園でのデジタル活用

最後は、やまもが何をしようかと思ったかを書いてみます。
おそらく全てを実現するのは無理です。私の意見であり、園の意向ではないからです。私はあくまで提案係であり、たたき台をつくる人だと思っています。それが主任の立ち回りです。たぶん。

SPオーク保育園では、園児募集のデジタル活用化を進めてきているそうです。具体的には説明会や見学のオンライン化・オンデマンド化です。他にも求人なども事例にありましたが、やまもの園的にはまずは園児募集が喫緊の課題です。
園のLINE公式アカウントは、昨年度に作成しました。園開放事業と親子教室の宣伝を主にしていて、たまに動画や写真を送信しています。見学にも説明会にも活用していきたいので、これから11月までは頑張り時です。

職員同士の連絡としては、LINE WORKSを使用しているそうです。うちの園は個人のLINEアカウントを仕事でも使っています。ただ、誤送信のおそれや仕事とプライベートの分けを考えると、今の状態は改善しないといけません。来年度からはChatWorkを利用しようと計画しています。

その他に動画を見ていて思いついたことは「オンライン保育見学」と「欠席連絡のデジタル化」です。朝の欠席連絡の電話がなくなると、担任たちの朝の負担が減るのではないかと考えています。ただ、はじめに話したとおり私の独断で事を進めてもうまくいかないでしょう。職員の声と保護者側の目線を忘れずに考えていきます。


まとめ

いかがでしたか。
うちの園はどこかの会社のシステムを導入していません。そのためプラットフォームが分かれているのが現状です。

保護者連絡:さくら連絡網
職員連絡:LINE
クラウド:Google Drive、OneDrive
その他:Trello、LINE公式アカウント、Googleフォト、Zoom

これらがシステムを導入したら1つにまとまるとは思えないので、これからもしばらくこのままだと思われます。
認定こども園になったら色々な仕様が変わるので、そうなるとシステム導入の可能性が出てくるでしょう。今後も情報を集めておきたいです。

みなさんも研修動画に興味を持ったら、ぜひ登録をしてご覧ください。


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