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ドキドキワクワク展示会

■商品がお披露目される瞬間

9月は2022年に向けて展示会を開催しました。
僕たちメーカーは一年に数回、バイヤーさん(商品を買い付ける役割の方)に次の年に発売する商品をご紹介します。
そこで注文があった商品を国内外の工場で縫製。完成した商品が各販売先に並びます。

渋谷展示会1

僕にとって展示会は子どもを産むときの感覚に似ています。父親なので生んだ経験はありませんが…
数か月または商品によっては1年かけて、企画開発してきた商品です。そんな商品をお客様にお披露目し、注文をもらえるか?反応はどうなのか?
会期中の数日は、ちょっとした緊張感があり刺激的です。


■新たな気づき

普段、自分だったらこんな商品欲しいな、こんな仕様はどうだろうと常に考え使用シーンをイメージしながら企画開発していますが、展示会で生の声を聞くと、実はユーザーさんはこんな仕様はいらなかった!もっとこんな目線だったんだ!など改めて気づくことも多々あります。
なかなかお会い出来ないバイヤーさんから直接いただける様々な要望や、店舗からの声は本当に嬉しいものです。

そして展示会終了後にお客様からオーダーが届き、どの商品のどのカラーが人気あったのか?といった事実を初めて知ることになります。
もちろん自信があった商品に全くオーダーが付かなった苦い経験もあります。


■展示会までの道のり

こんなふうにして年に数回の展示会が新しい商品を世に出していくお披露目の場になっているわけですが、僕にはとても楽しみな時間があります。それは工場さんからサンプルが届いたときです。商品が入っている段ボールを開ける瞬間は最高です。

企画は、僕の場合まず頭に描いた商品を絵型にします。そのあと、パターン(型紙)を引きます。
企画の詳しい流れは以前のブログでも少しお話しました。
ものづくりは日々の生活の中から

その後、仕様書を作成し資材その他を手配し、工場さんへサンプルの依頼をします。
工場さんへサンプルの依頼をして約1か月後、商品が手元に届きます。

商品が届くまでは、ドキドキワクワクです。もちろんすべてが最初から上手くいくわけでもなく、サンプルを見てがっかりすることもあります。
大なり小なり商品それぞれに試行錯誤の過程があります。
なので展示会用の什器に並べるときは、その喜びはひとしお。顔がにやけてしまいます。

そして、程なくして一番寂しい瞬間を迎えます。
それは撤収作業の時です。手間暇かけて色々準備して皆様に楽しんでいただけた場所をわずか数日で解体しなければならない…。
なんだかこの瞬間はいつも寂しい気持ちになります。

でもここがスタートです。選ばれた商品たちはそれぞれの場所に巣立っていき、ユーザーさんのもとで活躍することが本当のゴール。
嬉しいことも、悲しいことも様々な感情がある中、気持ちを切り替え次の展示会に向け進んでいきます。


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