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多ポケットパンツが誕生したワケ

■僕は半ズボン大好き人間です

あの何とも言えない開放感、涼しさ…。それ以上の深い理由はありません。そんなところに魅了され、僕は一年のうち少なくとも7か月(4月初め頃から10月末頃まで)はハーフパンツを履いています。かつて昔の記憶を思い出すと、父親もよく半ズボンでいたので遺伝かもです…笑

そんな僕は、いつも5着ほどのアウトドアブランドの商品を着まわしています。
どこのブランドさんも本当に工夫がされており、それぞれの特徴が出ているのもイチユーザーとして楽しんでいます。

普段着まわしているハーフパンツは本当にどれもいい商品ですが、どれも完璧ではないのです。ここの仕様はこのブランドいいな!ここはこっちのブランドがいいな。
もっとこんな仕様はどうかな?
つまり、<5着を足して5で割ったモノがほしい+僕にもアイデアがある!>なんて考えているうちに、じゃあ自分で作ってしまおう!!って思ったのがこの「多ポケットポケットパンツ」の始まりです。


■まずは表の生地選び

今回、水でも陸でも使えるパンツを作りたかったので撥水性はマストでした。
生地選びは、意外とすんなり理想のものが見つかりました。
もともと自分の中でイメージしていた生地があったので、それをもとに生地屋さんに相談しました。いくつかピックアップしてもらい、ナイロン素材の柔らかくて肌当たりのいい、見た目もマットで普段使いがしやすいものを最終的に選びました。それは撥水性にも秀でた生地でした。
またあえてシワシワのユーズドっぽい素材感も気に入りました。

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■次はインナーの生地

世の中のハーフパンツにはインナーが付いているものとインナーが無いものが存在します。
どちらのタイプも持っていますが、それぞれの良さがあります。
でも私が作りたかったのは水でも陸でも、いつでも快適なパンツ。
悩みましたが、夏のムシ熱い時期に下着を履かずに着用できる開放感が決め手でインナー有りの仕様でつくることに決めました。

インナーの生地は表の生地以上に肌触りが優しいことにこだわりました。
また快適な着用感をめざすため、立体縫製の仕様を採用することにしました。
立体縫製とは通常の縫製とは違い、その名の通り立体的に裁断され縫われているので、より身体にそったフィット感抜群の履き心地になるのです。通常の水着のインナーに比べて、日常使いするときに収まりが良く、快適さが全然違います。
ぜひ立体縫製のパンツ未経験の方には、試してみてほしいです。

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■ポケットについて

普段あまりバッグを持たない僕にとってポケットは本当に大事な存在です。
サイズ感、つけ位置、ポケットの素材などなど色々あります。
海に入ったとき、小銭を持っていたいな。そしたら水抜けが大事だな。
あ、フットマークが水泳帽子で使っているメッシュ生地はどう?これがちょうどよくお尻部分のポケットにはそのアイデアが採用されました。
ポケットを何より大事にする僕が、あれこれと考え色々こだわって作っていったら7個もついていました。

で、多ポケットになっちゃった笑

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(インナー・左後ろポケットなし)
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