日本料理「一灯」料理長 長田勇久の味わうゼミ noteレポート_2022年5月11日
いよいよフードスコーレではじまった
「日本料理一灯 料理長 長田勇久の味わうゼミ」。
まず集まったのはスコーレメイトのみなさんと、
ゼミ長の長田さん、そして「海の精」川内啓以さん。
そこに運営委員のメンバーも参加させていただき
みんなで自己紹介や「味わう」と聞いて思うことを
ざっくばらんにお話しすることからはじめてみました。
5月11日(水)にオンラインで実施した
そのときのようすをレポートします。
約1.5時間と長いようで、短く感じたくらい、初回にも関わらず賑わうオリエンテーションとなりました。
まずは、この「味わうゼミ」で3か月間、みんなでなにを一緒に考えるのか。今回のゼミ長である日本料理「一灯」料理長の長田勇久さんと、進行役であるフードスコーレ運営委員の佐藤からみなさんへ、あらためてご紹介。
「味わう、というのは本当に奥が深いです。むずかしそうだからこそ、このゼミでは食べることをたのしみながら共有して、味わうについて深めることをみなさんと一緒にやっていきたいと思っています。よろしくお願いします」と長田さん。
食べものを味わうことは、どういう意味があるのか? というストレートな質問に長田さんは、「人は味わった回数を増やすほど、食をたのしむ引き出しを持つことができます。味わって食べるとその時間は落ち着いた気分にもなれるので、じぶんのお店のお客さまにはどうやって味わってもらうかを常に考えています」
佐藤「味わうことで、じぶんの味わいが出てくる、ということですね」(うまいこと言ったぞと満足げな佐藤)
スコーレメイトのみなさんからも、「味わう」について思うことを話してもらいました。
「例えば、じぶんがおいしいと思った料理を誰かに薦めるときに、そのおいしさを言葉でどう表現すればいいのか迷うことがあります」
「おいしさと味わうはイコールなのか」
「じぶんの許容範囲の塩分濃度がある。それとちょうど合う料理はおいしい。そうじゃない料理は味わうまでに行かない」
「味わうの <わう> が曲者だと思う。 人それぞれ、<わう> の中にさまざまな動作や思考がある気がしています。この<わう> って何なんでしょうか」
このほかにもさまざまな話題が飛び出し、あっという間の1.5時間でした。この日にはじめてお会いする方も多かったのですが、話のつきない初回になりました。このさきのゼミ活動が俄然たのしみになってきました!
次回からいよいよ本格的なゼミ活動へ。次回は東北大学院教授の坂井信之さんを案内人としてお招きし、味覚をメカニズムや心理学の視点から勉強します。
さあ、ここから味わうゼミのスタート! いったいぜんたい味わうとは何なのか? スコーレメイトのみなさんはどんな答えを出すのか? このあともnoteレポートでお届けしていきます。おたのしみに!
「味わうゼミ」について語る長田さんの動画もぜひご覧ください
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