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料理人として娘に誇れる父であれ!!

僕には娘が一人います。

自分の子供が生まれるまでは子供は特に好きではなかったのですが、娘が出来てから子供に対する考え方、家族に対する考え方や責任のとらえ方が180度変わりました。

「父の仕事」とは家庭でどのような価値を持つのか。

僕がまだ幼かったころ、父は月曜日から金曜日まで朝8時ころから僕が寝た後まで仕事をしていました。

晩御飯を母と妹と過ごすことも多かった幼少期、僕から見て父の仕事は

基本的に父を家からいなくさせるもの

でした。

僕の父の仕事は建築士です。

暦通りの休みでしたが、一緒に家にいて父の仕事が普段の生活の一部で顔を出すことはなく、正直何をやっているのかわかりませんでした。

しかし、稼ぎはよかったのではないかと思います。

父親の仕事はきっとどんな職業でも家族がいるところで発揮できる職でない限り、稼ぎの多さに関係なくあまり子供達には関係がありません。

大人になって建築士のすごさはわかりますが、子供の時分には建築士も弁護士も料理人も、家にいなければ皆平等でした。

ですので子供からすると、仕事内容や収入の多さは価値があまりなく「ふぅーん」程度なのです。

父が普段家にいないことが子供に与える影響とは


よっぽど夫婦仲が悪くない限り、父親も母親もみんな揃ってテーブルに着き食事をする。これが家族本来の姿だと僕は思います。

ただ、母親と違い父親という存在は生物学的役割は特になく、「不可欠な存在」だとはいいがたいと思います。

しかし、子供にとって父親とは「冒険者」の面もあれば「自立を促す」の面も存在している。

実際に父親不在の家庭では、母親依存が強く起こり、思春期に入ると反発して母親に対して攻撃的な行動をとることも発表されています。


父親の存在というのは「生物学的な重要な役割」が母親ほど多くないにしろ、子供の成長の過程で精神的に多くのサポートや道しるべになれるものだと思います。

もちろん死別や離婚などの悲しい別れなどは少なからず存在はしているし、そこに関してはその限りではないとは思いますが、出張や単身赴任など本来何のために仕事をしているのか、誰のために仕事をしているのかを分からなくさせてしまうことは生活から極力排除したいと思います。


自分に振り返ってみて

生活をするうえで「お金」はとても大事です。

「お金」を稼ぐために多くの人は「時間」を打って貨幣をもらっています。

僕は「お金」も少ないし、「時間」も長い。

簡単に言うと「時給」が少ないのです。

子供のためには「お金」がいる。子供と過ごすには「時間」がいる。そのどちらも手に入れようとするともう現在の料理人の世界は全く的外れの現場です。

ならせめて、子供と入れる時間を長くしてあげたい。暦通りの休みではないけれど、平日だからこそ連れて行って上げれる場所へ子供を連れて行ってあげたい。

そして独立して、「お金」も多く稼げるようなシステムを作って暦通りの休みで家族を旅行に連れていっあげたいと思います。

料理人の仕事はクリエイティブな仕事です。

その内容は食材や皿にとどまらず、場所や人間も選ばない、働き方や国境だって超えていける可能性があると思います。

1流レストランから、娘の口に運ぶ日々の食事まで幅広い提供の仕方がある。そんなフレキシブルに動けるし考えれる料理人だからこそ、もっと家族を顧みて家族のために働き方を変えていっても決して悪い結果は産まないと思います。


「お金」がないから長い時間働く。という単純な労働形態ではなく、自分自身の付加価値を高めて短い時間で多く稼ぐような店のスタイルや働き方を開拓していければ、

結果家族も喜ぶし、胸を張って「俺の仕事は料理人」といえるような父親になれるのだと思います。

そう信じて頑張ります。


2020/1/6





働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。