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独立|ビジネスのおける観測手(スポッター)の重要性と僕のビジネスモデル

ビジネスは狙撃に似ている。

先に言っておくが私は戦争映画オタクでも拳銃マニアでも戦争支持者でもない。

アメリカの優秀な狙撃手は対象物からの距離や障害物、その日の天候や湿度、風向き 風の強さ 地球の自転なども計算に入れ弾道計算を行い実行に移す。

実践の場では優秀な狙撃手(シューター)に観測手(スポッター)が付き、刻一刻と変化する状況を分析し状況判断を下す。

狙撃とはライフルを用いて目標を攻撃するような行為に見えるが、ち密な計算に基づいた数学的な行為である。

これはとてもビジネスに似ている。ビズネスも対象となるターゲットの選定や購買行動や交友関係、行動パターンをしっかりと把握したうえでどう商品をアプローチするかがとても重要である。

地球の自転は全く関係ないが、どうやって戦略的に行動に移せるかはどちらにも共通した考え方である。

独立を目指すにあたり、初期投資額や人件費は押さえたい所ではあるが、自分一人ですべてをこなすのはなかなか難しいし、仮にできたとしても長続きはしなく体への負担も大きいと思う。

きっとビジネスに大切なのは、「頑張る」という精神論ではなく、「システム構築」なのだと思っている。

とはいえシステム構築の土台となる「調査」は無論大切な分野ではあるが、観測手を雇えない状態ではどう戦うか。

それはきっとターゲット層の意見である。

本来であれば、コンサルタントにお願いしてビジネスモデルの可否や修正をお願いしたいところではあるが、資金の関係上厳しい。

私はターゲット層を「女性と子供」としている。

「女性」は20代後半から40代までの既婚者女性
「子供」は保育園児から小学校中学年まで

それ以外を対象としないわけではないが、目標としているのは「ママ」である。

私自身販売商品の基盤をおやつとし、飽きの来ないシンプルだけど奥深い焼き菓子を販売したいと思っているのだが、私の妻も同様そんな「ママ」はママ友と集まる際にお土産を持っていく。

男にはなかなか理解できないが要は菓子折りを持参するのである。

その菓子折りをみんなでつまみながら子供の話をしたりする。

そんな需要のところに参入して利益を出したいというのがビジネス的な言い方だが、簡単に言うと、

自分の作った自身のおやつを子供たちやその親に楽しんでほしいのである。

料理ばかりに集中しているとどうしても商品の作りこみに集中してしまい、食べてのことを忘れてしますのが料理人の性だと思うのだが、

実際に商品を購入してくれる可能性のある世代(ここでいう私の妻や友達)の意見は自分にとって常に厳しく、

そーゆーものじゃないんだよなー 

と思えわせるが、現実食べてくれる人、買ってくれる人がそのまま観測手になってくれるのでとてもありがたい。

実際のビジネスでは観測手を見つけるのはとても大変だし、スタッフが2人 3人と増えたからと言って一人が自動的に観測手になることはあり得ない。

そうした中で、ターゲット層の意見をここまで身近に聞けて方針をその都度修正、追加できるのは飲食業界の特性だと思うし、意見から反映までの時間が短いのも個人店の良さだと思う。

本音は、自分の作りたい料理や自信のあるものだけを提供して利益を上げたいが、独りよがりな商売は誰にも受け入れられない。

かと言って、お客様の声にだけ答える「イエスマン」では個性もなく付加価値もない。(そのスタイルが個性であり付加価値であると考えるのであれば別だが、現状そんな店を見たことがないということはきっと使い捨てられるということなのだろ)

自分のやっていきたい方向性を軽微な修正を重ねながらお客様のニーズに合わせていくのが商売の基本で

飲食業界はその状態にスムーズに対応できる特性を兼ね備えているので、お客様(ターゲット)の観測手化はとても合理的で仕組みとしてはポジティブな循環システムが出来上がる。

お客様自身がお客様の好みのように店をアップデートしてくれて、そのアップデートのたびに気に入って足を運び、またアップデートを繰り返すというループである。

結局商売は独りよがりではだめなのである。

2020/2/12








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料理人のキムラ
働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。