見出し画像

【イベントレポート】二人の畜産農家が目指す、循環型農業(2021.5.26)

本記事は、2021年5月26日に実施した、『畜産農家さんを囲んでメンバー交流の会!』というイベントの開催レポートです!

FOODBOXが運営する、食・農業のオンラインコミュニティ#FOODlabにて、佐賀県で鶏を飼育する青木ブロイラーの青木さんと、『モンヴェール農山』のブランド名で知られる熊本県の農山畜産の農山さんをゲストにお招きし、生産ストーリーについてお話しいただきました!

ゲストスピーカー:

  • 有限会社 青木ブロイラー 代表/青木宗昭さん 

  • 有限会社 農山畜産 『モンヴェール農山』/農山文康さん

イベントのポイントが詰まった切り抜き動画も貼っておきますので、動画で見たい方はこちらをご覧ください!

二人の畜産農家が目指す、循環型農業とは?

ー 青木さん
鶏をたくさん飼うと、その分排泄物の鶏糞が出るんですよね。一回の出荷で10万羽あたり約80tの鶏糞が出ます。以前は周辺の野菜農家に配っていましたが、農家の高齢化や野菜を作らなくなったり、臭いによる公害問題が起きたりして、需要が減ってしまいました。そこで少し改良して家庭菜園でも使いやすいボカシ肥料「陸王(りくおう)」を開発しました。

使ってくれる方は増えましたが、それでも量が多すぎて…。そこで、自分たちでも「陸王」を使って、循環型農業を実現できないかと考えました。周辺の農家から畑を借りたり、耕作放棄地を整備して農地を集め、『ヒヨコを飼って、鶏を出荷し、鶏糞を使って野菜(かぼちゃ)を育てる』という循環が徐々に形になってきています。

ー 農山さん
僕らの経営理念は『山を育てるために豚を飼う』少し変わっていますよね(笑) よく、「豚を飼うために山をもっているんだろう?」と聞かれるくらいです。

父(初代)が、神社仏閣にあるような大木が立ち並ぶ山が大好きで。そんな山を育てたい、立派な木を見て何十年何百年先の世代の子どもたちに喜んでもらいたいという願いがこの理念に込められています。

そして、この理念を体現するために独自の循環型農業を実践しています。先ほどの養鶏と同じで、豚を飼育することでたくさんの豚糞が出ます。その豚糞は堆肥に変え、僕たちの山に還元します。豚糞堆肥から栄養を補給した山は育ち、手入れのために間伐をすることで、新鮮な水・空気をつくります。
その新鮮な水・空気によって、豚が健康に育ち、お客さんにも美味しい豚肉を届けることができるのです。

参加者の声(本日の学び)

今回のイベントにご参加いただいた方からは、次のようなコメントをいただきました!ご参加いただき、ありがとうございました。

餌のコストや栄養素について、養鶏・養豚、飼料メーカーの方々と専門的な議論ができて非常に充実した時間でした!

いかがでしたか?
#FOODlabに参加すると、これから開催されるイベントへの参加はもちろん、過去に開催されたイベントのアーカイブ動画をフルでご覧いただけます!
#FOODlabへの加入は、下記ページから行なっていただけます。
皆様のご参加、お待ちしております!

関連情報

このオンラインコミュニティは、朝日新聞系webメディア『ツギノジダイ』で紹介されました!

# FOODlab自体についてご紹介している記事がHPにありますので、気になる方はそちらもご覧ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?