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農家さんの想いを汲み取り成果につなげます!―FOODBOX・フードカタリスト 池田夏子


このnoteでは、FOODBOX(フードボックス株式会社)の活動及びメンバーの紹介、食・農業界をもっと詳しく知りたい方へのお役立ちコラムなどを、これから少しずつお届けしてまいります。
今回は、FOODBOX立ち上げから会社を支えてきた、スタッフの「なっちゃん」こと池田夏子が、なぜFOODBOXに入社したのか?そしてフードカタリストとしての現在の仕事についてご紹介したいと思います!

FOODBOX入社のきっかけ


―池田さん、今日はよろしくお願いします! …心の準備はOKですか?(笑)

実はこういったインタビューを受けるのは初めてなので、緊張しています…(笑)。話すことをちゃんと用意してくればよかった。

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―順番に質問していきますので大丈夫ですよ!まず、新卒で FOODBOXに入社するまでのことから聞かせてください。
はい。大学は農学部の作物栽培学という分野で、小麦の栽培について学びました。私はCEOの中村とは違って農家出身ではありませんが、元々植物が好きだったので、農作物を一から育てる経験をしてみたかったんです。

将来のことは漠然としていましたが、食・農業界や、農家さんの支援に興味があったのは確かです。大学4年のとき1年間休学し、ミャンマーで農業支援をしている企業でインターンをし、現地で農家さんと一緒に活動をしました。自分にとっては初めての海外を経験できたとともに、これがFOODBOXとの出会いのきっかけにもなりました。

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―そうなんですね!実は中村さんが池田さんをFOODBOXにスカウトしたと聞いたのですが…。
就職活動中に、企業とのマッチングサイトを利用していたのですが、そのプロフィールにミャンマーでの経験を書いていたら、珍しかったみたいで中村の目に止まったようです。2019年6月中旬、FOODBOXが立ち上がったばかりの頃に面談をしました。取り組みがすごくおもしろいと思いましたし、何より中村さんが農業をちゃんと理解した上で仕事をしているのが伝わってきたので、興味をもち、インターンをすることになりました。

―インターンをしながら就活を続けていったのでしょうか?
そうです。東京で、就活中の地方学生のためのシェアハウスに住みながらインターンと就活をしました。初めての東京生活は、さまざまな企業の方や仲間との出会いがあり、よい刺激をたくさん受けました。実はこの間、FOODBOX以外にもう1社、食・農業系の会社で経験を積ませてもらいました。

卒業後、2社の仕事を両方とも業務委託などで続ける方法もあったかもしれません。でもどちらも中途半端になるのは嫌だな…と。それよりも1社に身を置いて、始めから終わりまで一貫してプロジェクトに関わる方が、早く一人前になれるだろうなって。今、AIに仕事が取って代わられるとか、社外に業務をアウトソーシングすることが、当たり前になりつつありますよね。だからなるべく早く、自分自身にしっかりと力やスキルが身につくようなところで働きたいと思ったんです。

―それでFOODBOXを選んだんですね!
はい。就活中の悩みは中村さんにも聞いてもらいながら…。最終的にはFOODBOXで働こう!と決めました。そして2020年4月、新卒で社員としてFOODBOXに入社しました。


「フードカタリスト」という仕事の魅力


―インターンから数えるとFOODBOXに加わって約1年半、これまでの仕事の内容を教えてください。

インターン時代は会社の立ち上げに関わるようなリサーチや、セミナー運営のサポートをしていました。入社後はフードカタリストとして、お客様を担当して商品開発や販路開拓のサポートをすることを主にやっています。

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―どういったお客様を担当しているんですか?
入社時から担当させていただいている方に、福岡県柳川市の株式会社松正さんがいらっしゃいます。い草の織物「花茣蓙(はなござ)」を作っておられるのですが、2020年はコロナの影響で予定していた販路や展示会がなくなり、打撃を受けていました。そこでFOODBOXとしてサポートをさせていただくことになり、私からはクラウドファンディングを提案し、2020年6月に実施しました。

―成果はどうでしたか?
はい。おかげさまで、無事に目標金額を達成することができました!松正さんはそれまでクラウドファンディングは全く未経験だったのに、私の提案に賛同してくださって。成功して本当に喜んでいただけました!その後も松正さんは国の補助事業に採択されるなど、商品開発や販路開拓を順調に進めていらっしゃいます。FOODBOXとしては特に直販の部分でサポートをさせていただいています。

―それはうれしい経験でしたね!他のお客様も含め、この仕事のやりがいを教えてください。
FOODBOXの社名を背負っている以上、お客様に対して必ず結果を出したいのですが、そう思えば思うほどプレッシャーを感じることもあって…。とにかく関わらせていただいたお客様には全員、嬉しい悲鳴を上げてもらいたいと思って、日々取り組んでいます!


講演にも挑戦中!これからの目標は?


―フードカタリストとしての仕事以外にも、池田さんは多方面で力を発揮していますね!先日は講演もしたと聞いていますが。

はい。ある自治体様のセミナーで、中村がメインの講師を務める中、私は20分の枠をサブで受け持つことになりまして。女性の農業従事者向けに、便利なアプリやツールを紹介させていただきました。思いのほか好評をいただき、実はこのセミナーがきっかけで、別の場所でも同じテーマで講演の機会をいただけたのです。

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―講師初挑戦で、他から指名で依頼が入るなんて、なかなかあることじゃないですよ!
人前で話すのは嫌いではないのですが、これまでは機会がなかったので…まだ慣れないですね(笑)。今後も、依頼があればお引き受けして場数を踏んでいきたいと思います。

―これから新卒で働く人が、池田さんのような仕事をするには、どういうスキルや心構えが大切だと考えますか?
講演もそうですが、人とお話する部分のスキルや心構えが大切だと思います。農家さんの支援の中でも会議のファシリテーションなどをする機会があり、中村からアドバイスやサポートをもらいながらやっていますが、とても難しいです。農家さんや企業様が本当に望むものを、望む形で実現できるようにもっとスキルを身につけていきたいです。

―今一番課題に感じていることは何でしょう。
話し方や話の進め方には、まだまだ課題を感じています。中村はそれがとても上手で、お客様からの第一印象はよいし、農業の知識も踏まえてお客様との会話を進めていくので、学ぶ面が本当にたくさんあります。
もう一つは仕事の効率をよくしたい、ということでしょうか…。私はいろいろ考えすぎてしまう癖があって、一つの物事をするのにどうしても時間がかかってしまうので。工夫したいですね。

―最後に、これからFOODBOXでどういったフードカタリストになりたいですか?
私の世代の人は、例えばデザインや動画など、ツールや環境が揃っているからある意味何でも簡単に始められるじゃないですか。誰もが何者かになれる時代。そんな中でどういう人が強いかというと、結局こつこつ続けていける人。農家さんの支援も、それ以外の仕事も、こつこつ続けることに意義があると思っています。また、与えられた仕事だけをするのではなく、どうしたらもっとよくなるかを考えて、しっかりと成果を出していきたいです。

就活中にFOODBOXと出会えたり、こんな仕事がしたいなと思っていたらまさにその通りの仕事が舞い込んできたりと、私はとても運に恵まれてきたと思っています。これからもチャンスを活かして挑戦をしていきたい。もし機会があれば、大学で学んだことも活かして、国産小麦の発展に何かしら関わるような仕事がしてみたいですね。

将来は、「池田だから頼みたい」と言われるようになれば…。そんなフードカタリストを目指して、これからもがんばります!


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フードカタリスト
池田 夏子/ Natsuko Ikeda
福岡県出身。大学では小麦の研究を行い、1年休学して国内農業法人等のみならず、ミャンマーで約4か月農業指導を行っていました。見た目は大人しいですが、実はアクティブでフルマラソン等も走るアスリートでもあります。
農家さんと共通言語を持ってお話でき、農家さんのアイデア・想いを汲み取り、きっちりと具現化できる事が強みです!食・農業界に対する想いも本当に真っすぐなモノを持っていて、農家さんからも企業さんからも大人気!我々が目指す伴走型のコンサルティングスタイルにも、理念にもピッタリです!

インタビュー・編集
FOODBOX広報部O
出版社の編集から現在フリーに。食や農業に興味をもってきましたが、本格的に関わるのは今回が初めて。FOODBOX広報部の新人アシスタントとして、勉強させていただきながらがんばります!


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