ふぉんと (𝒇𝒐𝒏𝒕) ✍

ロスジェネ。精神病闘病ブロガー。 ¶Blog: http://fonttoto.ha…

ふぉんと (𝒇𝒐𝒏𝒕) ✍

ロスジェネ。精神病闘病ブロガー。 ¶Blog: http://fonttoto.hatenablog.com/ ¶Facebookページ: https://www.facebook.com/fonttoto

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最近の記事

休まらない、休めない。

 無理をして喫茶店に行って無理をして書いた。以前、手書きのものはスキャンした画像だけBlogにアップしてテキストはnoteに投稿していたのだが、さすがに読めないのでテキストを先に掲載し、その次にスキャンした画像を掲載する。 ご参考・以前の筆跡 初出

    • 連載小説「私の話 2022」休載のお知らせ。

       昨日は原稿用紙と万年筆を携えて喫茶店に行った。東京は雨だったのだが普段履きにしているキャンバス地のスニーカーから履き替える力もなければ、万年筆もインク残量をチェックしたのだが補充する気もしなかった。  喫茶店に行っても目眩が激しく、トイレに行っても便器が揺れて見えて用が足せない始末。到底、ペンを持つどころではない。この連載ではnoteのみ、アイキャッチ画像に、当日の写真を掲載しているが、それは撮ったのに残念だ。 (10月18日付記・左に什器が写りこんでいることに、今、気が付

      • 連載小説「私の話 2022」⑦

        (上掲スキャンした原稿をテキスト化したものです)  落ち着かない。両隣の客が帰って、やっと紙とペンを執り出した。来たときから変で、スマートフォンの音量が大きくなっていて大音量で音を出してしまったり、不安で回りをキョロキョロしようとして首が回らず挙動不審になってしまったりする。  そして相変わらずペンが持てない。筆先が安定せず、思い切り力を入れて勢いで筆耕している。こうなってから金ペンから鉄ペンに変えたのだが、それでも自分ですら判読が困難だ。そして、よほど力が入っているのだろ

        • 連載小説「私の話 2022」⑥

          6.2022年9月23日(上掲スキャンした原稿をテキスト化したものです) そして、また1週間が経ち、また喫茶店に来ている。そしてまた私の健康状態は悪くなっている。  症状としては大きく変わるところはないが、程度として酷くなっている。常に頭の中で音が鳴っているような感じがするし、首筋の、ほとんど頭といいっていいところが痛く首が回らない。  今朝も相変わらず汗をかいて早朝に目が覚めたが、少しは汗も引いたし、ゆっくり眠れた気がする。  実家の処分を友人の弁護士に委託することで気が

        休まらない、休めない。

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        • 私の話 2022
          10本

        記事

          連載小説「私の話 2022」⑤

          5.2022年9月16日(上掲スキャンした原稿をテキスト化したものです)  前回が8月31日だが今日は9月16日である。状況は、ますます悪化していて、手の震えは益々、酷くなり、さらに味覚障害や自律神経の異常が激しい。  先週の金曜日は証券会社と、その紹介の相続税申告のための税理士事務所との面談だったのだが、朝、死にたい衝動が激しく、あまりに早朝だったので、訪問看護の担当者にSMSを入れたら折り返し電話を貰えた。  証券会社の人や税理士事務所の人たちと会ったりということもある

          連載小説「私の話 2022」⑤

          連載小説「私の話 2022」序

          序・2022年6月21日 (noteオリジナル)  今日、6月21日は日が照っていなくても夏至であり、自宅にいると微妙に暑い。先日、ブログに小説を書くという提言をしてくれた方がいたのだが、昨日からPCに向かいキーボードを叩いていても何を書いているのか自分でも判らない。  いっそのことペンと原稿用紙を抱えて、行きつけの喫茶店に駆け込んだのであるが、原稿用紙で原稿を書かなくなって久しいので使い慣れない中途半端な原稿用紙が少量あるだけで、インクの吸い取り紙もなければ、そもそも振

          連載小説「私の話 2022」序

          連載小説「私の話 2022」④

          4. 2022年8月31日(上掲スキャンした原稿をテキスト化したものです)  また喫茶店に来るのは1週間ぶりになってしまった。前回、手が震えて書くのを断念したが、今日は、そもそも神経が持たなそうだ。  今日は、前回、書いたのと同じ訪問看護が来た。昨日から死にたい気持ちが激しく、今朝も早朝、滝のような汗をかいて目が覚め、早めに来てもらった。  訪問看護は死にたいということではなく、その原因について考えろと言った。しかし、その原因は、即ち先週、書いた問題である。  原因を列挙し

          連載小説「私の話 2022」④

          連載小説「私の話 2022」③

          3. 2022年8月24日(上掲スキャンした原稿をテキスト化したものです)  前回の原稿の日付けを見ると、今日、この店に来るのは2週間ぶりである。思ったほど時間は経っていない。  今日は午前中に訪問看護が来た。そこに相続税の申告を頼む税理士の紹介を頼んでいる証券会社から電話があった。  訪問看護は不機嫌になり、それは誰かに頼めませんか、また失敗するんだからと言う。だから相続税の申告を頼むんじゃないですかと言うが、解せない様子。  それに父が死んだときに遺産分割協議書も自分で

          連載小説「私の話 2022」③

          連載小説「私の話 2022」②

          2. 2022年8月10日(上掲スキャンした原稿をテキスト化したものです)  何をしているのだと思う。昨日、お気に入りの喫茶店に行ったのは7月26日以来とのこと。楽しんで来ようと思ったのだが気持ちが悪くなって帰り、昨日に続いて今日も同じ轍を踏んでしまった。  気が付いたのは家を出てからのことだった。ツィッターで私を支えてくれる、本人の言葉を借りれば「同志」がいるのだが、昨日も調子が悪くなったのだが無理をしない方が良いとダイレクト・メッセージが入ったのだ。  毎日、滝のような

          連載小説「私の話 2022」②

          連載小説「私の話 2022」①

          1. 2022年7月19日(上掲スキャンした原稿をテキスト化したものです)  行きつけの喫茶店といっても、来るのは1ヶ月ぶりくらいになるのではないか。前回、来た直後から体調を崩し、近所のスーパーマーケットさえ行くことができず、文字通り精神科の通院しかできなくなってしまった。  家を出られなくなった日のことは、よく覚えていて、それは検診の2日目で胃のバリウム検査の日だった。6月だったと思うが異様に暑い日で、そうでなくても調子が悪いのに水も飲まずに外出することは困難だった。  

          連載小説「私の話 2022」①