中村 聖志郎
新卒入社した上場企業からスタートアップに転職した話
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新卒入社した上場企業からスタートアップに転職した話

中村 聖志郎

「よし、転職しよう」 

そう思った半年後には、新卒で入った上場企業を辞めていた。

現在は俗に言う”スタートアップ”で働いている。

今に至るまでには、自分のなかでかなり葛藤したし、色んな人にも相談した。そして、この転職という決断はこれまでの人生の中でも一番大きな意思決定だったと思う。

入社して1年が経ったことで時間と心にも余裕ができ、せっかくなので備忘録として、「なぜ上場企業を辞めて、スタートアップに転職したのか」「転職するにあたって苦労したこと」「スタートアップに転職し、1年経って想うこと」を整理しようと思う。

また、以前の自分のように、転職を考えていてスタートアップに興味のある人やこれから就職・就活する学生にとって、少しでも参考になればとても嬉しいです。最後には、キャリア相談のbosyuも出しているので、気軽に応募してください。

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1)簡単な自己紹介


はじめまして、 「POTLUCK(定額制テイクアウトアプリ)」というスタートアップで主にセールスを担当している中村 聖志郎と申します。現在2社目で、2019年11月にジョインしてからちょうど1年になります。

新卒で入った前職は、東証マザーズに上場している渋谷のITベンチャーで、社員数は約120名くらいの規模でした。企画営業職として、SEOを中心とした幅広いWEBマーケティングツールや60種類のクラウドサービスを活用した中小企業の経営支援を行っておりました。

インターン時からお世話になった前職の環境は、何もかもが新鮮で、仕事に対する高いモチベーションにも繋がっており、入社して以来、がむしゃらに努力しました。そして、やればやるほど結果がついてくるようになり、新卒1年目の終わりには、有難いことに新卒MVPに選ばれ、色々な仕事を任せてもらう機会がたくさん増えました。このまま順調に進めば管理職となり、マネジメントや裁量権のある仕事も増えるようなキャリアだったと思います。

しかし、徐々に違和感を感じ始めました

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2)なぜ辞めようと思ったのか


理由は、大きく2つあります。

①組織体制の限界
②"POTLUCK"というスタートアップとの出会い

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①組織体制の限界


元々、就活をしている時も「ずっと同じ会社にいるつもりはないし、いつか起業して自分のやりたいことをしながら、自由な生活を送っているだろう」と漠然と考えていました。しかし、社会人1年目が思ったよりも一瞬で過ぎたこともあり、「この会社でいつまでに何を学びたいのか?」「新卒MVPをもらったが、対外的にすごいことなのか?」「数年後になりたい自分像は、今いる会社の上司に近いのか?」といった危機感や焦燥感が芽生え、改めて「今後のキャリアをどうしていきたいか」や「自分のやりたいことって何だろう?」と内省する時間を設けました。

その際、自分のやりたいことをスプレッドシートに羅列し、具体的かつ抽象的に書くことで取捨選択をし、優先順位をつけていきました。そうすることで、今のキャリアで達成できるもの、できないものを冷静に客観的に見れると思ったからです。

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(※上記のようなイメージ)

結果、そもそも、自分のやりたいことってめちゃくちゃ抽象的だったり、いつまでに達成していたいのか、といった明確なものがないことに気がつきました。

また、それと同時に「やりたいことが明確でないのであれば、今は色んなことに挑戦してやりたいことを見つけながら、自分の市場価値を上げることで、様々なチャンスを得たい」と思うようになりました。

ただ、前職の会社では、様々なチャンスが与えられても、 

①経営に関わる大きな意思決定ができない
②PDCAを回すスピード感が圧倒的に遅い
③会社のアセットに依存しすぎる                   

といったように組織体制の限界を感じるようにもなりました。具体的には、以下のような点です。

①経営に関わる大きな意思決定ができない

「目的→戦略→戦術」

組織が大きくなると、役員といった経営陣が目的や戦略の意思決定。それに基づいて事業責任者が数字に責任を負う。末端のスタッフは、上の意思決定に基づいて、さらに細かい戦術に責任を負う。といったように、トップダウン経営なので、当時の自分のような末端のスタッフにできることや影響力は小さい。
②PDCAを回すスピード感が圧倒的に遅い

「成長のスピード感は妥当なのか」

従業員数100名を超えるベンチャーのため、上にポジションが空いていないので、業務のステップアップがしづらい。また、MTGに根回しがなかったり、2,3時間やるのが当たり前で非効率と感じる部分もあった。
③会社のアセットに依存しすぎる

「やりたいことを今の会社で成し遂げられるのか」

会社の事業内容や職種によって変わってくる。事業で言えば、BtoBの会社がいきなりBtoCの事業をやるのはリスクがあるので、自分のやりたいことが事業内容と親和性が高いのかどうか。職種であれば、営業職は営業職でも、インサイドセールスなのかフィールドセールスなのか、またはリード獲得のマーケティング担当なのか。他にも、業務を社内で内製しているのか外注しているのか、また、内製できていればどれくらいのフェーズなのか。

ちゃんと内省する時間を設けたことで、上記のような点で当時の環境(前職)では制約や成長における時間対効果を考慮した時に、転職をするという踏ん切りがつきました。

以上が組織体制の限界です。

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②"POTLUCK"というスタートアップとの出会い


本題に入る前に、簡単にPOTLUCKの紹介をさせてください。

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POTLUCK(ポットラック)とは、月額定額チケットを購入することで、約300店舗、1100種類の飲食店の料理を気軽にテイクアウトできる定額制のサービスです。

「毎日ごはんをつくるのは大変。かといって外食ばかりだとお金がかかるし、ついつい食べすぎてしまうことも。コンビニも便利で良いけど、手づくりのあたたかい料理を食べたい」

そんな方へ向けて、もっと自由であたたかい食のライフスタイルを提案しています。

時系列でPOTLUCKとの出会いと転職活動での葛藤を書いていきます。

最初の出会い(18年8月)
トライアル終了後、プラン購入へ(19年2月)
転機となったユーザー体験(19年2月)
プラン終了のお知らせ(19年3月)
利用停止後(19年4月〜)の転職活動
転職活動時のPOTLUCKとの出会い(19年9月)

ー 最初の出会い(18年8月)


きっかけは前職へのポスティングチラシでした。当時は、微塵も転職を考えておらず、郵便担当をしていました(新卒がよくやる雑務)。たまたまその時に、ランチ3食分(2,100円相当)が無料になるトライアルキャンペーンをやっているのを見て、POTLUCKを知りました。

前職では、上司が「おい!飯行くぞ!」とほぼ毎食外食する職場で、忙しい時はビルに入ってるコンビニに行ってました。新卒ということもあり食費がかさんで厳しかったので、「3食無料!よっしゃ!」って感じで、とりあえず机の手元に置いておきました。しばらく経ち、ランチ前にたまたま目に入った(忘れていたw)ので、調べてみたら「ふむふむ、なんか面白そうなことしてるな、外食するより安くなるしとりあえずダウンロードしてみよう」そこで初めて頼んだのが渋谷3丁目にある『炭焼き酒場はざま』さんという鶏カツのお店でした。感想としては「めちゃくちゃ美味いし、ボリュームあるやん! これひょっとしたら、お店で食べるよりも費用対効果いいんじゃね?」と、この時期くらいから「POTLUCKって面白いスタートアップだな」とプラン購入はせず、Twitterでフォローだけしてました。

ー トライアル終了後、プラン購入へ(19年2月)


普段からTwitterでPOTLUCKを見て追ってたのですが、トライアルキャンペーンが終わって5ヶ月後、彗星の如く現れた下記キャンペーン「食べ放題プラン」に度肝を抜かれました。「12,000円で昼夜、食べ放題!?」先着100名だったので、すかさず登録しましたw

ここから、昼夜テイクアウトのPOTLUCK生活が始まります。

そして、利用開始すると費用対効果の面だけではなく、普段、生活してると出会わないお店をテイクアウトで利用する機会がかなり増えました。例えば、地下にあったり2階以上にある空中階、裏通りにある穴場のお店です。結果、友人との食事でどこに行くか悩んだ時には、テイクアウトで実際に行ったことのあるお店が、自然と選択肢の一つとして増えていることには、驚きでした。食べログ等の膨大なお店情報や口コミが載っているキュレーションメディア、Google検索時にマップに表示されるようにするMEOとは"何か"が違うと感じる毎日でした。

ー 転機となったユーザー体験(19年2月)


前職が渋谷のヒカリエの近くにあったので、よく宮益坂や青山、新南口方面にテイクアウトしに行ってました。その中でも一番思い入れのあるお店が宮益坂にある『新寮』さん。宮崎郷土料理屋さんなんだけど、ここの親子丼が大好きで週4くらいの頻度で通ってました。最初の頃は失礼なんですが「ここの店長さん、無愛想なんだよなあ」って思いながら、いつも渡してもらうだけで会話は特にありませんでした。でも、ある日、初めてチキン南蛮を頼んでみたら、ニコニコしながら「今日は、親子丼じゃないんですねw」って。かなりギャップのあるその接客には本当にびっくりしました。当時、地方(香川県)出身の自分にとって、都会に行けば行くほど、人間関係が希薄化しているなとちょうど感じていた頃で、そこにはあの懐かしさを彷彿させる"人のあたたかさ”が確かにありました。その日をきっかけにかなり仲良くなり、店内飲食する機会や、店長さんとのコミュニケーションも増えました。

ちょうど、この時期に「POTLUCKって面白いサービスだな〜」と思ってサイトを見たりしていて、初めてPOTLUCKのミッションクレドを知ります。

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ミッション 飲食店とお客さんの関係を、もっとあたたかく』

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このミッションやクレドを知った時には、めちゃくちゃエモいなと思いつつも自分のユーザー体験も重なって「POTLUCKってなんていいサービスなんだ!もっと伸びて欲しい!」と、めちゃくちゃコアなファンかつヘヴィユーザーになっていました。笑

ー プラン終了のお知らせ(19年3月)


しかし、突如として、食べ放題プランが終了に。泣

正直、めちゃくちゃガッカリしましたw
でも、上記noteを見て、運営側の広告費を考えると「よくやってくれたよな〜、感謝しないと。泣」で、POTLUCKの利用も一時停止。

ー 利用停止後(19年4月〜)の転職活動


POTLUCKと接点がなくなった4月以降は、日々の業務に忙殺されながらも、「自分は何のために働いているのか」や「この先の人生をどう生きていくのか」「一度きりの人生において何を成し遂げるのか」など、深い自己分析をこの時期に行いました。当時、転職に向けた下準備や転職活動を水面下でやるために、仕事終わりによくカフェに籠もっていたのを思い出します(笑)

また、転職活動時、複数の転職エージェントを利用して思ったことがあります。彼らのゴール(KPI)は、人材紹介を行い手数料をもらうことで売上を作ること。全てのエージェントやサービスがとは言いませんが、転職後の企業と求職者のことを考えてくれる、ことは少なかったように感じます。あるエージェントから言われた言葉がとても記憶に残っています。「基本的に、書類通過率は低いので、少しでも興味のある企業に片っ端からエントリーしましょう。そして、エントリーしたら必ず面談を受けてくださいね。」です。これは、明らかにエージェント都合であり、自分は彼らの数字の一つなのだろうなと、ハッとする反面、彼らに対する期待値が高かった、つまり、頼りすぎていたのだなと思いました。また、前職時代に逆求人型の採用媒体の営業をしていたこともあり、企業側からスカウトメール(企業側で欲しい人材の条件に一致した、不特定多数の求職者へのテンプレメール)がしばしば送られ、初めて求職者側としてOne to Oneではないメッセージがこんなにも多いのか、と採用市場の現状を思い知りました。特に、企業規模が大きくなればなるほどその傾向は強かったように思います。

以上より、エージェントも企業も真に向かい合ってくれない実情に対して、スタートアップやベンチャーの人たちが志を同じくしたメンバーで働いているのをTwitter等で見ながら、心の底から憧れていたし、自分もそこに飛び込みたいという想いが日に日に強くなりました。でも、「スタートアップって即戦力になる人じゃないと厳しいよな」なんてことを考えると、どうしたらいいのか悩み続けていました。

ー 転職活動時のPOTLUCKとの出会い(19年9月)


そんな最中、たまたまTwitterを見ていたら、POTLUCKの求人が目に入り、当時のミッションに共感した部分もあり、「自分が求めているものはPOTLUCKなんじゃないか!」と運命的なものを感じ、即応募しました!インターンのbosyuでしたが、自分としてはすぐにでも転職したいという想いが強かったので、そこまで気にはならなかったです。

すぐにCEOの谷合との面談日程が決まり、道玄坂のカフェで面談をしました。面談時の記憶はあまりありませんが、深い自己分析を行った甲斐もあったおかげかスムーズに返答できたイメージがあります。その後、COOと面談を行い「ぜひ一緒に働きたい!」という有難いお返事をいただいたので、POTLUCKに転職を決めました。

ただ、雇用形態が業務委託だったので、個人事業主として転職する形となりました。当時、そこに関しての知見は全くなかったので、色々ネットで調べたり、元々個人事業主だった母親に相談し、なんとかなりました。(割とめんどくさかったw)そして、今年の4月からは正社員として働いています。

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3)スタートアップに転職し、1年経って想うこと


スタートアップにジョインし、「1ヶ月、半年、1年後の景色は、自分次第で変わるということ」を一番痛感しています。会社における全従業員に対する自分の影響力がサービスや会社にどれだけ寄与するか。当たり前のことなのですが、企業規模が小さくなればなるほど、自分という個人が会社やサービス、社会に対して与えるインパクトも大きくなります。ジョインした頃は、そもそもの意識の部分でこの感覚について行けず、迷惑を欠けた部分も多々あります。

しばしば就活の際に「裁量権のある仕事をしたい」という学生の言葉をよく耳にしますが、これは結局、受け身であると思っています。裁量権のある仕事というのは、個人や企業が何か成し遂げたいという目標があって、その上で少なからず責任を持って自分で裁量を持って仕事を推し進めていくこと。つまり、目標達成に向けた能動的な提案や行動が、裁量のある仕事に繋がっていくと思ってます。なので、何が言いたいかというと、自分次第で裁量のある仕事も手に入るし、自分次第で結果も変えられるということ。

スタートアップとは、まさに個々の集合体で、自分が行ったことが思わぬところで作用し、付加価値を生む、なんてことはざらにあります。そして、自分が取った決断の影響も大きい。

こういった「推進力」「巻き込み力」「自走力」といったものを存分に発揮できる環境はあるものの、責任も伴う。そして、いわゆる"勝ちパターン"がない。つまり、試行錯誤して一つクリアしても、また一つ壁が立ちはだかる。まるでRPGのような感覚で、自分やプロダクトがだんだん強くなっているのが肌感覚で分かるのが最高に楽しいです。とはいえ、現実では容赦無くありのままの数字を突きつけられるし、結果を出さなければならないという緊張感もある。この塩梅を上手く自分の中でコントロールし、楽しみながら働ける人はスタートアップに向いている気がします。

まだまだ通過点でしかありませんが、この1年で学んだことは、前職の5年くらいに感じるほどとても濃く、自分のキャリアに与えた影響は計り知れません。POTLUCKにジョインして後悔はないし、あの時の意思決定は間違っていなかった。自分はスタートアップが本当に好きなんだなあとしみじみ感じています。


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4)さいごに


重い腰を上げて初めてnoteを書きました。自己紹介をする中でスタートアップへの転職を外すことはできないなと思い、長文になってしまいましたが、転職で悩んでいる人やスタートアップに興味のある人の背中を後押しになればとても嬉しいです!

スタートアップへの転職は、ほとんどの人にとって初めての経験だと思います。1年前の自分もまさかスタートアップにいるとは思いませんでしたし、今こうして働きながら、こんなnoteを書いているのも不思議な感覚ですw

先述したような環境が好きで、スタートアップの想いに共感できるのであれば、ぜひそのスタートアップに何らかの形で関与することをオススメします。その際「こんな自分がスタートアップにいけるんだろうか」なんてことは、たいてい自分の考え方次第でどうにかなるし、熱量が大事だと思います。自分のちょっとした勇気ある行動が人生を変えるかもしれません。ぜひ応募してみてください。求人募集を出していない企業でも、HPから直接問い合わせたり最近だとTwitterをやってる経営者も多いので直接DM送ってみるのもいいと思います。あなたの本気の熱量が伝われば、一緒に働きたいと思ってくれる企業は多いはずです。

もし、スタートアップへの転職を考えていて悩んでいらっしゃる方がいれば、お気軽に下記よりご連絡くださいー。お茶やランチでもしながらご相談に乗らせていただきます!

また、POTLUCKに興味のある方!!今なら1食無料になるキャンペーンを実施中です!アプリウンロード後、こちらの招待コードを入力してみてください!

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長くなりましたが、最後まで読んでいただいた皆さん、ありがとうございます!

今後ともよろしくお願いします!

中村 聖志郎

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中村 聖志郎
スタートアップのマーケ&BizDevをワンストップ支援する bizhike.jp のコンサルタント|ex. WriteUp! → POTLUCK → Caster|営業からCS、マーケまで幅広く対応、たまにデザインも