30代になって

29歳の時、30代になるのが嫌すぎてSNSで何度か「30代のお姉さま方、人生どんな楽しみがあるか教えてください」みたいな投稿してて、わりと意見もらえて嬉しかったんだけどその時は嫌なことには変わりなくて、でもなるもんはなるししょうがないという諦めの気持ちで誕生日を迎えたんですよ。

んで今30歳になって半年くらい経ったんだけど、今になってあの時のコメントに共感できるようになったというか。
心の落ち着きとか、自分のために生きるみたいなことが20代の私にはできなかったし、「若い女ブランド」「着飾ってちやほやされたい願望」のようなものから距離をとって生きれるようになった。

若いうちはいっぱい遊んだし「若い女ブランド」で恩恵を受けたタイプの人間だから(だからこそそれがなくなることに怯えていた)、むしろそのステージは充分満喫したってことで、次にいっていいのかなって。
他者の評価に振り回されず、私はこれでいくんで!って言えるようになったのってすごく良いなって思う。

断捨離をしてゆるくミニマリズムと共に生きて、欲しい物も取捨選択できるようになった。リピ買いも増えた。同じ服を何着も持つ、私服の制服化はとても快適。
以前ほど収入のない生活なので、知らないうちに贅沢をしていたものをワングレード下げてみたら意外と問題なかったり。やっぱり元のやつじゃなきゃ駄目だって再確認できたり(それによって満足度が増したり。)。

こうじゃなきゃいけないって価値観に知らず知らずのうちに縛られていたのだろうけど、縛っているのは自分自身なのかもね。
なんて思う。

結婚も子供も、なんならパートナーすら積極的に望んでないし、一般的なライフステージをクリアする気がないから余計に気が楽だな。

いちばんの幸せって、自分の頭が幸せだと感じられることだと思うんだ。
周りの環境がどれだけ過酷だって、他人に可哀想って言われたって、自分がこれでいいやって思えて、ただ、「あぁ幸せだなぁ」って感じられたら、それでいいんじゃないかなって。大金持ちになれなくても、誰に賞賛されなくても。

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