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FMBのサイネージの活用のご紹介

■FMBサイネージ・コンテンツがKDDIのアパレル販売向け高精細XRマネキンのソリューションに採用


FMBでは3DCGデータの制作のみならず、そのデータを効果的に利用できる機器も併せてご提案しています。
近頃3DCGのアウトプット先として注目が高まっているのがタッチ式のデジタルサイネージです。
FMBは、KDDI株式会社が Google Cloud のImmersive Stream for XRを活用して開発したアパレル販売向け高精細XRマネキンに3DCGデータを提供しており、本取り組みはGoogle が 2022 年 5 月に開催した年次デベロッパー向けイベント「Google I/O 2022」で発表されました。

この「アパレル販売向け高精細XRマネキン」はフィジカルなマネキンではなく、3DCGデータで作られたバーチャルマネキンです。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000071713.html

デジタルサイネージを含むタッチパネル式の機器は今や銀行ATMや駅の券売機、飲食店など多くの業界で標準的なツールとなっていますが、現在市場にある多くのタッチパネル機器は単純に表示されたボタンを押すだけの2Dタイプです。
タッチ操作でオブジェクトを360°回して見られる3Dのタッチパネル式デジタルサイネージは、写真とは違った新しい体験を提供することができます。
今回はFMBのデジタルサイネージ使用実績をご紹介させていただきます。

■店頭在庫・販売管理費の低減が可能なデジタルカタログ

タッチパネル式サイネージ用に開発したデジタルカタログでは、商品画像をタッチ操作で360度回転させて閲覧することができます。
全ての商品の在庫を抱えることができない狭小店舗においても、デジタルカタログ上でお客様に全ての商品を閲覧いただくことが可能です。
2022年6月現在はPING直営店1店舗にPING 2022 SS商品を閲覧することができるデジタルカタログを設置しています。


■店内誘導を可能にするバーチャル試着

ウェブカメラでサイネージの前に立ったユーザーの姿を映し、画面上でアイテムを試着してもらうことができます。
試着した写真をSNSに投稿する導線も設計可能です。
こちらも2022年3月30日~5月3日まで開催されたGINZA SIXでのPINGゴルフポップアップストアで実装されました。
カメラに映った人に自動的に反応するので、店頭アイキャッチになりフリー顧客獲得に活用することが可能です。

■マネキン展示を映像に変えるボリュメトリック撮影

ボリュメトリック撮影とは、人物などを動きまで含めて3D映像化する撮影方法です。
ボリュメトリック撮影された3D映像をタッチパネル式サイネージに投影し、動き続けるモデルの映像をタッチ操作で回転・拡大・縮小して鑑賞することができます。
実際のモデルが洋服を着用した状態で撮影するため、生地の揺れや落ち感などもリアルに表現されます。

■進行中の取り組み

このほか、まだ実用化には至っていませんが以下のような活用方法に向けた取り組みを行っています。

・AIによるファッション感性診断
アプリでファッション感性のAI診断を行い、設置した場所でデータを収集することによりショップのテイストが地域のニーズとマッチしているかどうかを調査することができます。
・メイクサービス
ARメイクにより、コロナ禍やリモートでも直接メイクを施さずに購買体験が可能です。
・ビンテージ商品の真贋チェック
本物のビンテージの衣服をボリュメトリック撮影し、真贋チェックポイントをデジタルサイネージ上に表示することができます。
・能装束などの文化価値の高い衣服の3DCG保存
文化価値が高い衣服や保存の大変な衣服を3Dモデリングして保存することにより、アーカイブとして高い価値を持ち、また衣服を傷つけることなく細部まで鑑賞することが可能です。

AI判定技術をサイネージに組み込んだり、通常アクセスするのが難しいビンテージのファッションアイテムなどのアーカイブに3DCGを利用したりするなど、従来の活用方法の域を出たデジタルサイネージの活用には無限の可能性があります。
日々新しい情報を取り入れて3DCGの技術を向上させながら、顧客体験を見越して機器を含めたご提案をすることで、今までになかったデジタルサイネージの活用を探求しています。

※    Google Cloud は Google LLC の商標です。


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