- 運営しているクリエイター
記事一覧
革命前夜 the Night before our Revolutions
「革命前夜/the Night before our Revolutions」の映像がウェブサイトにアップされました。ポッドキャストをお聴きの方は、これまで音楽やナレーションだけでイメージされていた世界観が、ビジュアルでも感じて頂けるのではないかと思います。是非音量大きめでお聴きすることをお勧めします。
また、この映像の随所に本の内容と関係する意味のあるものが映っている「図像学的な仕掛け」が散り もっとみる
シュタイナー「健康と食事」より
19世紀の哲学者フォイエルバッハは「人間は食べるところのものである」と述べた。
人間が生命活動を維持するためには、「蛋白質」、「炭水化物」、「脂肪」、「塩」の4つが必要である。
◼︎塩は人間の思考ともっとも深く関係するものであり、塩が脳に達することによって我々はものを考えることができる。
人間は塩を自然の中にあるままに使用することはできない。塩は舌の上で溶けて、胃腸の中に入るが、そのまま胃腸の中
近代でのまなざしの大転換
ヨーロッパが中世から近代を迎えようとする頃、人々が世界に向けるまなざし、つまり世界観に大きな転換点が訪れた。最も大きな衝撃を与えたのは16世紀にコペルニクスの唱えた地動説であったのは言うまでもない。しかし、世界にとってより切実な問題であったのは、創造主である神はこの世を善なるものとして生み落としたのか、それとも悪なるものとして生み落としたのかという問いであった。
この世が善なるものであれば問
自己のプレゼンテーション
人は生きている以上どこまでいっても自我の問題がつきまとっている。自分が何者であるのかということを常に確認するのは、人間だけが持つ生存欲求の一つかもしれない。
情報化社会ではそれが尚更強まる。自分の存在は情報となり、その情報は人々のまなざしにさらされる。それは常に誰かとの比較の中で優劣が決められていくのだ。
そうやって外からのまなざしへの反応の方が自分の中で強まるとどうなるか。己の観察を怠ることに