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接客のこと

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2021年10月の記事一覧

食の安全・安心

食の安全・安心

日経BPが主催する一万人アンケート(同社公表)の結果によると、外食産業部門での1位はモスバーガーだったそうです。
ただし、食の関連ブランド全体での総合的順位は39位というのですから、外食産業の評価自体は高くないようです。

モスバーガーは「原料配慮」の項目で昨年に続き1位となっていましたが、「弱者配慮」や「社会貢献」などの項目では低評価らしいです。
使用する食材に対する拘りが評価された一方で、接客

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サービス料という不思議な課金制度

サービス料という不思議な課金制度

街の飲食店でこのサービス料を課しているところがあります。
私にはどうも納得がいきません。
このサービス料という悪習慣は、ホテルを中心にここ60年のうちに広まったようです。(前回1964年の東京オリンピックがきっかけとされてます)
当初はチップというものに慣れていない日本人に対して、気を使うことなくホテルを利用してもらおうということが主旨だったらしいですね。

その始まりの時代背景や真偽の程は別にし

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貸切営業の疑問

貸切営業の疑問

飲食店に社会的使命などあるのかというと、一旦ひとつの店として営業を開始した以上、告知営業日には店を開けるということが最低限ひとつの使命なのではないかと思うのです。
なにを当たり前のことをではなく、実際むやみに臨時休業する店があるから閉口します。

もちろん、オーナーシェフが一人でやっているような零細な店舗では、シェフだって生身の人間でありますからたまには体調を崩すこともあるでしょう。
風邪も引けば

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お通し この不可解な習慣

お通し この不可解な習慣

外国人だけではなく、日本人もずっと不可解に思っていることですよね。似非高級店のサービス料と同じく、謎の料金です。

口に出さないだけで、納得できないこのお通し料金という意味不明のシステム。
かなり以前からネット上でも話題になっているのに、未だにやめることをしない、できない多くのチェーン居酒屋など…

そろそろ、考えるべき時期なのではないでしょうか ?
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ネットから

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和らぎ水とグラス

和らぎ水とグラス

和らぎ水
要するにチェイサーです

度数の強いお酒を飲む時には必須のお水、ご存知の方も多いと思います
ウィスキーやブランデーをストレートでオーダーすると、きちんとしたバーでは必ず添えて出されます

このごろ、日本酒など適度の度数のお酒を飲む時にも、合間にこのお水を飲むことが推奨されてます
先日行った某割烹では、この和らぎ水が20オンスほどの大きなグラスで最初から提供されました

日本酒に拘りを持つ

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ウーバーイーツの問題

ウーバーイーツの問題

私は、ウーバーイーツを利用したことありませんし今後も利用しようと思いませんが、とある投稿に非常に同意したのでシェアしました
(原文そのままです / 投稿主は転載を許諾されてます)
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こんなご時世なのに、ワシはどうしてもUber eatsを頼む気になれない。古い人間なのかも知れないが、あの配達員たちの服装や身だしなみ、走行マナーを見ていると、どうしても食に従事する者と

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居酒屋の甲子園

居酒屋の甲子園

全国の居酒屋がその接客のレベルを競うというコンペティションがあるそうです。
「居酒屋甲子園」という競技会が毎年横浜で開催されていて、今年で15回目の過去実績があるらしいのです。
なんにでも肖ろうとしてこういう会をすることには疑問なこともあるのですが、この居酒屋甲子園はなかなか面白そうです。

じつは、この手の催し物は仲間内の自己満足に終始してしまい、対外的には結局なんの効果もなかったりすることが多

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チェーン居酒屋では…

チェーン居酒屋では…

先日、久しぶりに居酒屋に行きました。
私は基本的に居酒屋には滅多に行きません。
ましてや大手チェーンの店舗などには、行かないと決めてはいませんが自ら行くことはまずないです。
先日は、友人との成り行きで自宅最寄り駅のその居酒屋に行ってしまいました。

結果はもちろん案の定で、その手の店屋にサービスや料理の云々を求めてもしかたないですね。
およそ接客の基本もできていないアルバイトスタッフ数人と、おそら

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オーダー雑感

オーダー雑感

オーダーといっても、飲食店での注文のことです。
そのオーダーを通す際の用語のことで、最近ふと気になったことがあります。

ホールのスタッフが厨房へオーダーを通すとき、トレンドなイタリアンなどではお決まりのようにイタリア語(もどき)を使うようです。
高級フレンチでは、それこそ昔からフランス語(もどき)を使ってオーダーを通していますね。
中国料理でも、少し高級なレストランでは中国語(広東料理では広東語

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プロの接客

プロの接客

先日、久しぶりにプロの接客に出会えました。
大阪は某所にあるフレンチ、グルメサイトでもレビュー数が多いレストランです。

プロというのは、たんにその仕事を職業としているから、あるいは生業としているからだけでプロとなりえるのではなく、その仕事で必要な技術を充分に身に付けたうえで、それを自身の思い通りに駆使できることをいうのではないかと思うのです。
そこに勤めているだけでは、文字通りただの勤め人です。

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再びサービス料のこと

再びサービス料のこと

先日あるホテルに食事に行ったら、そこのレストランすべてがそうであるかどうか分かりませんが、料金の表示がグロスでなされてました。
ようするに、私の一番嫌いな「サービス料」という名目がなく、会計はメニュー各アイテムの合計金額になっていたのです。
実に分かりやすいシステム、会計明細です。

サービス料というのは、支払う客側が決めることではないかと思っているので、一律10%も勝手に上乗せしたうえに恥ずかし

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接客業でのお辞儀

接客業でのお辞儀

先日あるホテルへ行った時のこと、バック通路からロビーへ出るドアのところで、新入社員らしき女性スタッフがこのお辞儀をしてました。
百貨店やスーパーでも、バックからホールに出る際に誰にということでもなく、お辞儀をするのは流行りのマニュアルのようです。

そのこと自体はいいことだと思いますが、こんなお辞儀を新入社員がしているのを見てびっくりしました。
間違いなく、初期研修で教えたからでしょう。

誰が教

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