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ハリーポッター逆翻訳チャレンジ バーノンおじさんの顔色

 イトーダーキさんやチョコさんより、「ハリーポッターの日本語版を見て自分で英語に訳す、『逆翻訳チャレンジ』をやってみたら?」というアドバイスを頂いたのでやってみました!アドバイスありがとうございます!

▼前回までのハリーポッター翻訳チャレンジ

1巻目「ハリー・ポッターと賢者の石」(原題Harry Potter and the Philosopher’s Stone)から。

ハリー宛てに初めて届いた手紙をバーノンおじさんが見て顔色を変えるシーンを英訳してみました。

※辞書やネットはガンガン使ってます。

<日本語版>
「おまえに手紙なんぞ書くやつがいるか?」
とバーノンおじさんはせせら笑い、片手でパラッと手紙を開いてチラリと目をやった。とたんに、おじさんの顔が交差点の信号よりすばやく赤から青に変わった。それだけではない。数秒後には、腐りかけたお粥のような白っぽい灰色になった。

「ハリー・ポッターと賢者の石」松岡佑子 訳

<潮永翻訳>
‘Who writes a letter to you?’
Mr Vernon smirked, flipping the letter with his hand, and then glanced at it. Immediately, his face turned from red to green faster than a traffic light in an intersection. Furthermore, in seconds, his face went whitish-gray like decaying porridge.

<翻訳しての感想やメモ>

・おじさんの顔色の比喩が面白いですね。原文の表現からしてユニークだからですね。

・「パラッと手紙を開いて」は絶対open the letterじゃないよな……

・イギリスのお粥はporridgeで合ってるはず!ロンドンで食べたし!まずかった!


原文とぴったり一致はしていないと思うので、一旦DeepL翻訳にかけて正確かどうか見てみます。

DeepL翻訳画面(英語→日本語)


ん?この青のハイライトは?調べたけどよく分からなかった……
英文には問題ないってことで良いんでしょうか?まあいいや。


正解はこちら!


<原文>
‘Who’d be writing to you?’ sneered Uncle Vernon, shaking the letter open with one hand and glancing at it. His face went from red to green faster than a set of traffic lights. And it didn’t stop there. Within seconds it was the greyish white of old porridge.

J.K. Rowling , Harry Potter and the Philosopher's Stone

<原文を見ての感想やメモ>

・あっ……Mr使うなら名字のDursleyじゃん……おじさんだからUncle Vernonか……恥ずかし……

・’Who’d be writing to you?’は恐らくwouldが省略されていますね。仮定法を使って「誰もお前に手紙なんか書かないだろう」の意味を強調しているんですね。

・shaking the letter open with one hand手紙を振って開けたんですね!「片手で」はwith one handか……

・And it didn’t stop there.で一文使っているから「それだけではない。」の訳になっているのか。

・old porridgeで「腐りかけたお粥」シンプルで分かりやすいですね。


めっちゃ難しかった!では!


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