秋冬の美しいカナダ旅行
カナダ留学時、冬休みを使って美しいカナダを思う存分堪能しました。その時のお話です。
留学のお話は以下2つの記事にも詳しく書いておりますので興味のある方は是非!
人生最高のカナダ留学記 - 留学の動機や留学の良さについてのお話です。
異国の地で学ぶ尊さ - 大学でのお話です。
計画性のない私は留学に来てから冬休みの存在を知り、留学中に仲良くなった日本の友人と1ヶ月前に計画を立て始めました。
授業が終わると大学のカフェテリアに集まって、大学内にあるカナダで有名なコーヒーチェーンのTim Hortonsの飲み物を飲みながら、るるぶ片手に未だ見ぬ地を想像しながら「ここいいね!あ、ここもいいね!」ときゃっきゃしながら予定を立ててはいたのですが、結局詳しいことは何も決まらないままでした…でも振り返るとそんな放課後のなんてことない時間がとても幸せでした。
旅行前からトラブルもありました。貧乏旅行なので安いサイトを探して、しかも慣れない英語での予約だったのでとても時間がかかり大変でした。そしてクレジットカードの上限でカードが使えずカード会社に国際電話で話をしたことも今となっては良い思い出です….海外旅行の際には複数のクレジットーカードを持っておくべきということを学びました。因みに初めての海外留学前の諸々の準備は心配性(なのに面倒臭がりで楽観的な面もある)な私にとって気が遠くなる作業でした。
話は戻りますが、無事に予約も完了し、出発の日を迎えました。目的地はナイアガラの滝、道中にはカナダの大都市、トロントも観光しました。
まずは、私の留学地、レジャイナ 空港からトロント空港まで約3時間のフライトです。
自分達だけで異国の地で英語でフライトとホテルを予約し、空港でドキドキしながら搭乗手続きをし、カナダ国内を移動しているというのはとても不思議でありながらワクワクの止まらない出来事でした。
トロントは言わずと知れた大都市で、ビルが多く栄えていて、ビジネスマンも多く、私のいた穏やかでのんびりとしたレジャイナとは正反対でした。ただ日本の都会とはまた違っていました。広告や聞こえてくる会話が英語であることや、色んな人種の人がいること、都会でも空が広いこと、見るもの全てが新鮮であったことなどがそう思わせたのかも知れません。
(トロントでの写真がほぼありませんでした…)
トロントでの目的は特になく、ただ街をぶらぶらと散歩しました。私たちは有名なCNタワーよりも横にあった水族館に惹かれて入りました。
その時は知りませんでしたが、今調べてみるとリプリー水族館という名前で最先端の設備を備えた多層型の水族館だそうです。
正直個人的には中に入ると日本の水族館と変わらないなというのが感想でしたが、興奮したこともあります。
それは当たり前ですが説明書きが全て英語だと言うことです。日本の水族館でも今だと英語でも書かれているので今思うと何をそんなに興奮することがあるのかと思いますが当時は自分がカナダの水族館にいるということがとにかく嬉しかったのでしょう。
その後観光ブックに乗っていたカフェを探し回ってようやく辿り着いて食べてみたらとてもではないですが美味しいとは言えない味で友人と顔を見合わせたことも良い思い出です。笑
トロントからナイアガラの滝までは電車とバスを乗り継いで行ったのですが、私たちは遠さを舐めていました。約3時間ほどかけて行ったのですが、初めての海外、大都市、迷いに迷い着いた頃にはヘトヘトでした。ただ現地の方はとても優しく皆道を親切に教えてくれました。また、皆とても愉快で道案内ついでに色んな話をしてくれました。こういうところが私の海外好きの一つなのかもしれません。
余談ですが、私の住んでいたレジャイナ の人も皆親切でバスの運転手さんには何度も救われました。
私が通勤に使っていたバスは前払いで、定期のようなプリペイドカードにチャージしてそれを毎朝ピッとしていたのですが、ある朝残高が足りていなかったようで機械にはじかれてしまいました。
現金も持ち合わせていなかった私は途方にくれていました。するとバスの運転手さんが今回はいいよ!と言ってくれました。拙い英語で説明しようとあたふたしていた私を助けてくれた心の広さとマニュアルにとらわれない臨機応変さに感動しました。
また、別の運転手さんはバスを降りる時に当時行きたかった場所を尋ねると、その方は分かっていないようでした。なので私は大丈夫ですよ、ありがとうございますと言って行こうとしました。ところが待ってと言われ、無線で他の運転手の方に聞いてくれたのです。そして、わざわざバスを降りて丁寧にバスの乗り場を教えてくれたのです。仕事の合間を縫ってそうして対応してくれたことはとても嬉しく心に残っています。
そして、こんなこともありました。一度道で変なおじさんにつけられ危ない目にあったことがあったのですが、その時にもバスの運転手さんに助けられました。つけてくるおじさんを巻いていたらどんどんと人気のない場所に行ってしまいどうしようかととても焦っていた時、ちょうどバスが通り、バス停でもないのに停まったのです。そして運転手さんが乗りな!と合図してくれました。更に警察にも電話をしてくれました。その後人気のある安全な場所まで連れていってくれお金はいいよと言って降ろしてくれました。心優しい運転手さんがいなかったらと思うと本当に感謝してもしきれません。
日本の時間通り、マニュアル通りの丁寧な接客もすばらしいですが、時に窮屈に感じたり、息苦しくなることがあります。そんな時このようなカナダでの体験を思い出すとなんだか心が温かくなります。どんな仕事をしていても個性や個々の意識を大事にする海外の文化が大好きだし自分もその気持ちを忘れたくないなと胸に刻んでいます。
話が逸れましたが、ナイアガラ近くのバス停を降りてから私たちは無謀にも徒歩で滝まで行ったのですが、ここの道のりも果てし無く遠かった。
約1時間、Wi-Fiがないとネットにも繋げられなかった私たちは標識だけを頼りに何もない田舎道を本当に辿りつくのかという不安と、もうすぐであまりにも有名で日本から遠く離れた、周りには誰も行ったことのなかった、世界遺産のナイアガラの滝に辿り着くのだというワクワクをガソリンにひたすらに足を動かしました。
滝が見えて来た時の感動は今でも忘れられません。大げさではなく生きてて良かったと心の底から思いました。当時のTwitterにもそう書いていました。
そして折角なので滝の近くまで行けるツアーにも参加しました。遠くから見ている時もゴーッとすごい音がしていたのですが、近くまで行くとその迫力は凄まじかったです。
ツアーが終わったらビショ濡れになっていましたが、そんなことよりも自然の生命力をひしひしと感じ大興奮に終わりました。
因みに、虹は晴れると見れる確率は高いようです。ダブルレインボーも!
生きている間に家族と一緒に行って見せてあげたいなと思っています。
長くなったので今回はこの辺りで〜次回はナイアガラを後にして向かった摩訶不思議な場所について書きたいと思います。
また〜素敵な1日を!