古代人に学ぶ~ウツ・引きこもりの原因~
目次
1、古代人のウツ・引きこもり
2、Are you here?=今ここにいますか?
3、マインドフルネス瞑想で心の居場所を知ろう!~バロメーターチェック方法~
1、古代人のウツ・引きこもり
ウツや引きこもりは、現代ではありふれた病になっていますね。現代病かと思いきや、古代からあったようです。
では、古代ではどのようにこの症状をとらえていたのか、立花大敬氏は以下のように書いています。
ウツや引きこもり
古代の人たちはその原因はその人の魂が分裂して、憎しみや後悔の念などとともに過去に魂の一部が肉体なら遊離して出ていってしまい、また恐れや不安の念と共に未来に魂の断片が飛び出して行ってしまい、現在の恐れていたり、憎んでいたり、執着している人やモノゴトのもとに魂の一部が出ていってその相手の人やモノに固着してしまって、結局肉体に残された魂がずいぶん小さくなってしまって、生命エネルギーがグンと低下てしまったせいでそうなるのだとしていました。 立花大敬「しあわせ通信」(出典:元気な暮らし3月号)
つまり、今ここに心がないことですね。私たちは昔からの性として、うっかり今を離れてしまうようです。たとえば、テレビを見ていたのに、昨日怒られたことを思い出し、「なんで言い返せなかったんだろう!」と腹が立ち、ああ言えばよかった・こう言えばよかったと頭の中で喧嘩していることないですか?そして気づいたらTVを1時間見ていたはずなのに内容が全く思い出せない!なんてことも。
上司に詰められた、友人に裏切られた、気づいたら今目の前にいない人のことを考えて、頭が占拠されている。心ここにあらず状態。そんな時はうっかり物を落としたり、今は家にいるのに会社での出来事を思い出してイライラ・むしゃくしゃしてしまうことありますよね。それだけでなく、もしかしたら私たちの光が弱まっているかもしれませんね。
2、Are you here?=今ここにいますか?
チベットの高僧リンポジェさんにお会いした時、「Are you here? (あなたは今ここにいますか?)」と問いかけていたことが印象的でした。仏教用語では「中今」と呼ばれ、その重要性が説かれています。
常に自分の心がどこに行っているのか?将来を心配して未来にいるのか、過去のことを気にして昔に飛んでしまっているのか、今目の前のことを心から味わっているのか、すべて私たち次第ですね。
3、過去・現在・未来の占める割合チェック方法
それでは、今ここに帰ってくるには具体的にはどうしたらよいでしょう?私が実践してお勧めするのは”マインドフル瞑想”です。端的に言えば、今の感覚に集中することです。
ここで注意なのは、あくまで観察なので、感情に入っていかず、善悪のジャッチを下さず、感じるということに集中していきます。例えばこんな風に、ひたすら今感じることを観察します。
(例)
・足が冷えてる。寒いな。
…体の観察、温度の観察
・髪の毛を触っている。
→あぁ私不安を感じているみたい。
…行動観察、感情観察
・昨日怒られたことを思い出した。
→イライラする。悲しい。不甲斐ない。
…心の状態の観察、感情の観察
・面接の結果が急に気になった。
→頭から追い出すようにしてたけど実は気にしていたんだな。
…今心に浮かんだ内容の観察
簡単な方法
目を閉じ静かに呼吸をします。そして心に浮かぶ様々な事をそのまま観察してください。最初は5分くらいから始めてみましょう。
自分の頭の中を何が占めているのか?を知る方法にもなります。内容が過去のこと・将来のことなのか、今現在の自分のことなのか、どれだけ「今ここ」にいるでしょう?全体の何%を「今ここ」が占めていますか?
「今・ここ」の感覚に意識を集中させ、太く強く生きていきましょう。マインドフル瞑想をもっと詳しく知りたい方は、リンクからチェックしてみてください。http://www.mindfulness-jp.com/about/
古代の心の捉え方、いかがでしたでしょうか?フラワーエッセンスも古代エジプトから使われている方法です。古の人にはエネルギーや心が見えていたのかもしれませんね。気に入って頂けましたら、是非フォローしてください!
YUI
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