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【恋愛】悲しい物語に触れて

雪林檎です。
今日も今日とて軽く恋バナしましょう。
*一部小説、ドラマ等のネタバレを含みます。目次をご覧になって、ネタバレを聞きたくない作品がありましたら、お気をつけ下さい

*また、生死観や生死について触れているので、苦手な方はご注意下さい。



一言

シンプルな雨天は好きです。


前置き

すみません、今回出ている小説について、読み返したわけではなく思い出とパラ見で書いているので、所々おかしい点があるかもしれません。

作品が大好きであることに間違いはないですが、記憶から引っ張り出して不確かなまま書くことをお許し下さい。作者様とファンの皆様にお詫び申し上げておきます。



ドラマ「大奥」を見て

*最終話まで見ました。ネタバレ含みます。故に一応の改行を挟んでおきます。申し訳程度ではありますが。




殿のことの顛末を思うと切ない物語でした。シンプル綺麗な物語ではないことを承知の上で見ていましたが、想像以上に苦難が待ち受けていて少々胸が苦しかったです。

雪林檎はあまり歴史の話に造詣ぞうけいが深くないので、見方が浅いことは承知の上で、「大奥」も恋愛の側面に注目して見てしまいます(笑)
(見方が間違っていることは承知の上で)恋愛物語として見ると、なんて苦しい、と思ってしまいます。昔の風習や常識、しきたりを考えると、心底現代に生まれてきて良かったと思います。

まずもって、昔は今ほど自由な恋愛ができなかったでしょうし、恋バナも盛んではなかったのではないかと思います。日常生活における直近の問題が大きすぎて、恋愛までいかない人もいたのではないかな、なんて浅い考えではありますが。少なくとも恋愛の自由度と、穏やかに一緒にいられる時間は今ほどなかったんではないかと考えています。平均寿命も違うことですし。

お品さんの話は個人的にとても辛かったですね……。もし自分があの立場だったらと思うと……想像もできません。C君がボロボロになっていく様も見ていられませんし……亡くなったことを知ることもできないなんてそれはそれで辛いです……(これには賛否両論あるかとは思いますが)。

あと、これは現代の感覚なので議題にも上らないとは思っていますが、やはり愛する人が他の女性と関係を持つというのは良い気分ではありません……。庶民ではそういうこともないとわかっていますが……。それでも、武家ではないとしても、やはり「世継ぎが」とか「跡継ぎが」とかの風習を背負って子どもを作るのも複雑ですし、現代の女性として生まれて本当に良かったです(様々な境遇の方がいらっしゃるとは思いますが、一般論として書かせて頂きます)。



小説「世界が青くなったら」を読んで

これ……知っている方いらっしゃるでしょうか。初見で本当に切なくてですね……。

まずもって、戻ってこないんですもんね。世界は不条理だとはよく言ったものです。この、恋人を永遠に失う系の物語は、本当に耐えられません。高頻度で明るく前向きに幕を閉じている印象ですが、具体的に置き換えて想像してみると……なんとも受け入れがたいことです。

実は雪林檎はしばしば「もしC君を失ったら」という妄想をします。それもこれも全てはC君を失うことが怖い反動です。

事故、病気、殺人、飲酒、それこそファンタジーまでそれはそれはありとあらゆる空想を描きます。その時雪林檎がどうなるかなんて、どうなってしまうかなんて、答えは出ません。出るはずがないですし、出ないままでいいです。実現してほしくなんてないんですから。

「でも結局立ち直って、その後も生きていくんだろうな」と思っては「そんな自分が嫌だな」なんて無駄な葛藤を生じさせたりして(苦笑)
つまるところ、C君、一生一緒にいて下さい。



ドラマ「君が心をくれたから」を見て

これも……辛かったですね……。終わりについてはそんなところだろうと思っていましたが……そう思っていても辛いものがあります。

「大奥」でも思いましたが、思い出や愛された事実だけを胸に掲げて真っ直ぐ強く生きていけるものでしょうか……。体験した人の為せる業なのでしょうか……本当に凄いと思います。

でも、きっとほとんどの人が自分の命を引き換えにして恋人(ドラマでいうと雨ちゃん)を助けるんじゃないかと考えていました。

後述していますが、辛いのは残された側だと考えているので。だって、自分が一緒に恋人と生きていられるからといって、自分の命の代わりに五感不満足になっている恋人を見ていられますか。果たしてそれは「一緒に生きている」と言えるのでしょうか。雪林檎はとても言えません。「とてもじゃないけど」ではなく「とても」言えません。

一緒に生きる道がないという結末ではありましたが、雪林檎としては、起きてしまった事故は、やはりもうどうしようもないことで、もう戻すことはできないんだと受け止めるしかないということだ、と受け取りました。



小説「赤と青とエスキース」を読んで

これは……いやこれ「も」、泣きました(笑)

最後、本当に良かったと思いました。

青山節が炸裂していましたね。まさか冒頭からずっと青と赤を追っていたなんて。徐々に「まさか……?」とは思っていましたが、いやはや。

オーストラリアで友達のまま別れなかったことにまず拍手していた雪林檎ですが、まさかその後別れがあったとは(笑)年を重ねてからもう一度一緒になるなんて凄いですね。なんかもう、空白の時期すら痴話喧嘩ちわげんかだったんじゃないかと思いますよまったく人騒がせな。離れる時間も必要な時間だった、という意見もあると思いますし、それも一理あるとは思っているので否定はしませんけどね。



ゲーム「ホグワーツ・レガシー」をプレイして

思っていたよりも遥かに多くの人が亡くなって驚きました。しかも結構な主要人物も亡くなっていくんですから油断なりませんでした。

後出しじゃんけんにはなりますが、フィグ先生は最初から「この人……いなくなりそう……」と思っていました。悲しきかな、ビンゴでした(泣)
ふぃぐせんせぇ……。

そして、上手く言えませんが、海外作品では日本よりも「愛」が「愛」として描かれる印象です。ホグワーツ・レガシーでも、最愛の人同士が沢山出てきましたね(何組をどれだけ思い出せるかは別として)。
そういう人たちが亡くなっていくのは、見ていて辛いものがありました。

フィグ先生も、奥様を亡くされて、しかもその敵が目の前にいるなんて……はらわた煮えくりものです。
奥様と一緒になれたと思うと、それはそれで救いがある気はしますが……。辛いのは、残される方だと常々思っています。

愛する人が自分の知らないところで殺される、亡くなる、これがどれだけ辛いことか……なんて想像もできません。フィクションでここまで自己投影している方が異常であるとわかっていても、考えずにはいられません。



小説・映像化作品「十角館」を読んで・見て

この作品においては、守須に同情していました。

もちろん許されることではないのですが、ある日突然恋人が急性アル中で……なんてことになったら、気も狂いそうになります。そして、その場にいた数人が、信用できないような(色んな意味での)変態の集団であったなら……もう恐ろしいです。雪林檎もその場にいた人たちを恨んでしまうかもしれませんし、「もし雪林檎がその場にいたら……」と何よりも自分を呪うことでしょう。いずれにせよ、やりきれない思いが残ってしまうに違いありません。

もっとも、雪林檎個人の感想としては「一体どういう経緯で発作が起きるまでに至ってしまったのかはわからないな」というのが感想です。どう考えても守須を良しとすることはできないのですが、可哀そうだなとは思います。
(読み込めていないので、解釈違いをお見逃し下さい……)



ありがとうございます

今日はこれくらいにしましょうか。
それでは、またお会いできればと思います。

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