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140字小説 『親子丼』 #春の星々①
鶏肉と卵の親子丼を前にしてふと考える。
人間たちが勝手に親子と認知しているだけで、食用の鶏と卵が実の親子だと証明されることはきっとないだろう。
むしろ鮭といくらの親子丼の方が実の親子である確率が高い気がする。
どちらにしろ多くの命を犠牲にしているため私は手を合わす。
「いただきます」
私は究極にメンタルが落ち込むと、スーパーで買い物することもできなくなります……
それは判断力が落ちてて商品を決めることすらできないというのも確かにあるのですが、「私ごときが命を頂くなんて申し訳ない…」という自責の念を抱くからです。そうなると思考もとんどん深いところまで堕ちていきます。(だからある程度の鈍感力も大事!)
そんな時にふと比喩とはいえ「必ずしも血の繋がりのある親子が食卓に並ぶことはないんだな、それどころか実の親子が対面することなく、人間の胃袋に収められているんだな……」と、改めて命を頂く重みと残酷さと感謝を感じたことを書いてみました。
親子丼の歴史を調べてみたところ、起源はわからないけれど、明治頃には「親子丼」と呼ばれていた記録が残っているようです。バリエーションも「チキンカツ×卵」や「ニシン×カズノコ」もあるみたいですね🤔
これからも家畜を育ててくれている方々、加工してくれる方々、配送してくれる方々、販売してくれる方々、作ってくれる方々も含め、命を頂く感謝の気持ちは忘れないようにしたいです。
鶴さんや亀さんのように千年も万年も長生きしたければ、つるつる飲まずによーくかめかめ。いただきます🙏💕
※実はこのあいさつには
鶴さんや亀さんやマンモスさんのように
千年も万年も一億万年も長生きしたければ
つるつる飲まずによくかめかめ。
いただきマンモス!
ってバージョンもあるんですよ~🤭笑🤭
これ考えた人、天才ですよね!
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