今日も我が家はドタバタファミリー。
先日、祖父が亡くなって以来、父が異様にビビりになった気がする。
私が気が向いたらじーちゃんにお虚を唱えに仏間に行ってリビングに戻ると「うわぁ!」と叫ばれ、それを見た母に「なあにビビってんの? もし出たってあんたの親やん!」と、やや蔑まれていた。ドンマイ!
そんなある日のこと。母は自分が乗りたい自転車のサドルの高さを下げたいのに上手くいかず、サドルを壁にガンガンぶつけていたらしい。この時点でなかなかのホラーというか、なかなかの奇行ではある。
そしてその壁に一番近い自室でたまたま心霊番組を見ていた父は飛び上がるほどびっくりしたらしい。それは確かにさぞ怖かったろうと同情しなくもないけれど、「でもあんたの嫁が困ってるんやから、手伝ってやりぃや」と思わなくもなかった。
そして、私は私で不要品をメルカリで売るという、地味ながらも予想外に金の卵を産んだことが実際にあったため(それはかつての私が懸賞で当てた超レアなたまごっちだったのだけれど)ふらっと母屋に赴いては、しれっと引き出しを漁っていた。
うちは無駄に敷地が広く、今ではぶっ壊した納屋を家を出ていった者達による不要品置き場のように扱われていたこともあり、父がリフォームして荷物を整理したとはいえ持ち主がわかるようなわからないような、なぜこんなものがここに? 的なものも多々あり……
中国・アメリカ・オーストラリア・ヨーロッパ・日本全国各地の土産物といった異国情緒というか、もはやそこ一体が異国の塊のような棚の一番下の引き出しから、白く細長く夏になると啜りたくなる日本の名物食品らしきものを発見した。
これがキッチン近くにあるのならまだ分かる。しかし、その隣にあるのは日本製の立派な救急箱だ。頭の中がパニックで半分、白くなりかけたところに母の気配を察知し
「おかん! こんなところにそうめんが!」
と助けを求め、二人で匂いを嗅いだ。見事なまでの無味無臭。しかし、長さや束感がもうそれでしかない。
沢口靖子のように科捜研の女でもない、ただの女の私と母は祖母の性格からして、ここにそうめんがあってもおかしくないと判断し、一時はコンポストに入れ、証拠隠滅を図ろうとした。
しかし、ここに食品があること事態が問題でもある。いくらズボラといえど、袋が破れた状態で無造作に置かれていたらネズミの温床になりかねないし、芋づる式に他の食品が見つかっても恐ろしい。
ということで父に見せたら
「何言よん。それ、水引の紐やで」
と言われ、恐る恐る一本、手に取ったら弓なりに曲がった。三本の矢どころか一本でも全く折れやしなかった。くっそぅ! 騙された!
母は
「危うく捨てるところやったわー」
と笑い、私は、なんてこったい! と自分の早とちりに恥ずかしさを覚えたのも秒のこと。
これはこれで何か手芸の材料になるかもしれぬ! とすぐに気持ちを切り替えた。
実際にそういったハンドメイドアクセサリーもあるからだ。白いままでは味気ないから、そのうち染色にチャレンジしてもいいかも! なんて思いながら、またそっと引き出しに戻したのであった。
そんなこんなで毎日誰かしらが何かしらをやらかすおっちょこちょいドタバタファミリーだけれど、メルカリでいい感じにポイントが貯まったので、それで47都道府県の名産品を購入し、家で全国の美味しいものを堪能しようと画策している。(一応、父の誕プレもこれで解決かな♪ みたいな🤭オホホホホ)
ということで、まずは沖縄! 修学旅行で食べたソーキそばが未だに美味しくて忘れられないから(父は出張で食べたことがあるようだけれど)、母は行ったことすらないから食べさせてあげたいなと思って🤗🎶
もし地元の名産でこれは食べてみてほしい! というものがあったら教えてくーださい🙏💕
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