新作フォント「モガ」の話という名の、作った作品はちゃんと人に伝えないとという話
今日、新作フォントの「モガ」を公開しました。
数日前まで、公開したくないな…とか思っていたのですが公開できて良かった。結構、途中まで作って公開しないとか多いので。
前作のビースト明朝もnoteに書くの忘れてるし、結構人に伝えるの苦手なのかもしれません。今回はそうならないように、ちゃんと人に伝えないと。noteを続けるためにも、勢いのある間に書くことにします。
ちゃんと伝えられてるか、最後まで読んでね。
キッカケ
大正時代の博文館の金属活字のゴシック体(だと思う)が気になっていたので、その印象を素に今風のフォント作りたいなと思ったのがキッカケです。たぶん。
あとやっぱりA1ゴシック人気なので、その方向のも作ってみたいなというのも正直ありました。とはいえA1ゴシック(A1明朝)が出たときは私個人としては内側のアール(墨だまり)がありすぎるんじゃ無いかなと思っていたので、使うの避けていたんです。※あくまで私個人の話です。
その気分が変わったのが1年くらい前でしょうか。あ、なんかこの「墨だまり」が面白いかもと。特に最近は文字を中心に表紙を作るの多いですし、ポスターとでも大きく文字を使うことが多い。あと、モニター(ディスプレイ)の解像度が上がってシャープになったので、A1ゴシックみたいなの映えるのかも…と考え方が変わったんですよね。
デザイン
Adobeのイラストレーターでラフデザイン。線だけですね。大正時代の金属活字の印象で作っているつもりですが、ほとんどオリジナルな形が多いです。「き」とか「ね」とかこういう形の文字って無いと思うので。
ただ、墨だまりをA1ゴシックくらい作ると決めているので、モタッとした印象にならないように、曲線は回り込むようにクルンと丸さを強く、直線は直線らしく垂直水平に「カクっ」とした印象を心がけてます。
シンプルに言うと「メリハリ」があるデザインに。
フォントできました
そんなわけでフォントができました。はじめのさっと引いた線から、印象変わった文字多いですね。「ス」とか「ハ」の直線だった線も曲線に。これは、アレですね。アール・ヌーヴォーの影響ですね(唐突ですが)
noteで身近(スーパー)にあるアール・ヌーヴォーに影響を受けているデザインについて書こうと思ってボツにしていることに、少なからずとも関係が…
お酒のラベルとか、多いんですよ。ただちょっと記事書くのに資料代が結構かかるので諦めている。そんな気分の次期に作ったフォントです。
フォントの名前も大正時代の流行語モダンガール(モガ)から来ています。
サイトを作る
フォント作って終わりなら良いのですけど、1人でフォント作っているのでPRも自分でやらないと。なのでHPを作ります。
最近はイラストを頼むようにしている事が多いです。
今回はこの人しか無いと思ってfouatons様にお願いしました。イラスト自体もそうですが、私では思いつかない配色ですごく面白いです。大満足!
あとは、見た人が「こう使うのか」と分かり易いようにデザイン使用例。
フォントメーカーやフォント作者さんは、イメージが固定化するの避けたいので、文字だけを見せることが多いです。私もそう思うのですが、まずは自分で使ってみたいのでバンバン使用例を作っちゃいます。
販売ページとPR
売らなくてはなので、販売ページ!
自分のサイトにカートを設置します。あと最近割とBOOTHで売れるのでBOOTHにも出品。この作業苦手ですが、ちゃんとやらないと。
値段は3000円。このシリーズはこの値段。他のフォント値段が被らない&計算しやすいから。
SNSでの告知
TwitterとFacebookで告知です。恥ずかしいけど、これはやらないと!
なんで教えてくれなったの?という人もいるかもしれないので。noteで書いているのもそういう理由です。私がそうなんですが、クリエイターって、キチンとお金を取ったり、PRするのが苦手。
でも、長く続けられる人ってPRと制作のバランスが良い人が多い。
私も頑張らないと。
せ〜の!
良いフォントですので新作フォント「モガ」買って下さい!
HP→https://www.flopdesign.com/shop/moga.html
BOOTH→https://flopdesign.booth.pm/items/1817411
📝memo 今回の記事を一言で表現すると
作った作品はちゃんとPRしよう!
この記事が参加している募集
もし、よかったらフォント制作の元気を下さい。新作フォントを頑張って制作します。