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アマチュアは「払う」だけなのか①

アマチュア・ミュージシャンで例えばこんなような方がいらっしゃいます。

ライブやイベントに誘われるとエントリーフィーを払って出演している。だいたい¥2000〜3000で出演時間は20〜30分、ライブハウスなどで演奏する。聴きに来てくれるお客さんはあんまりいない。イベントなどで公の広場やホールなどでやる場合でもなかなか留まってずっと聴いてくれる人は多くない。でも自分が楽しめればそれでいいとしよう…

…20数年前から「アマチュア・ミュージシャンのカラオケ化」が進んできました。カラオケ文化の悪いところだけが20年かけてアマチュア・ミュージシャンの世界にどんどん侵食してしてきてしまったのです。

例を挙げると、

下手でも楽しければいいという考え。自分は良くても聴く(だけの)人はそんな演奏で果たして楽しめるのでしょうか?

出演者は他の出演者の演奏を聴かない。聴き合わないからミュージシャン同士の音楽的な交流がない。

都合の悪いところはアマチュアだから、と逃げて、お金を払ってるからと権利だけは主張する…

こういうことの積み重ねが結果的にはクリエイティブな時間と空間を共有できるはずの音楽の本来的な楽しさを消してしまっていると思います。

もちろんいつの時代でも良識派の方々はしっかりといらっしゃるのを私は知っています。だけれど「悪いアマチュア・ミュージシャン」のせいでそういう方々こそ嫌な思いをしているという現状があります。

もっと色々な人に聴いてもらって色々な反応が欲しい。もっとお互いの音楽性を高め合うような場が欲しい。そして振り返ってみて充分満足できるような結果が欲しい。

そんな「良識派」のアマチュア・ミュージシャンは必ずいらっしゃると思います。私はかなりいらっしゃると確信しています。そういう方達と手を取り合って活動を共にしていきたいのです。

…②に続きます。

今回はショート動画をひとつ。The Beatles "This Boy" 全ての演奏、歌を私ひとりでやっています。画質が悪くて申し訳ありません!

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