アマチュアミュージシャンへの提言 -from FloaToneClub -

当方、当方歴40年を越える職業音楽家です。現在、会社や組織には一切属していません(代表…

アマチュアミュージシャンへの提言 -from FloaToneClub -

当方、当方歴40年を越える職業音楽家です。現在、会社や組織には一切属していません(代表を務めているフロートーンクラブは同人グループです。営利目的ではありません)が、今までの実績や現在の状況は全てウェブに公開しています。ぜひ「オヲノヒロシ」でご検索ください。

最近の記事

一度やめたミュージシャン

音楽をなぜかやめてしまった人。 他の人から影響を受けて諦めたのかもしれません。周りの人々が諦めていることに触発され、自身も諦めてしまったのかもしれません。情熱やモチベーションを失って諦めたのかもしれません。経済的な理由でという方もいるでしょう。 時が経つにつれ、続けることが困難だった状況がずいぶん変わった、また音楽活動を再開したい、という方は少なくありません。 しかしどうやってどこからまた始めるかがわからない、昔とは社会的背景もご自分の状態もかなり違ってしまっていて、、

    • 善意の押し売りいたします

      ある特定の方達に対してだけ押し売りをします。自分は違うなと思ったり不愉快になった方はそこで読み進めるのをおやめください。よろしくお願いします。 40歳以上のミュージシャンの方。プロアマを問いません。 ミュージシャンとしての自分の最高な瞬間を創りたいと強く念願している方。 ご自身の音楽活動を充実させるためならある程度以上お金を払ってもいいと思っている方。大体月額¥10000〜15000くらいです。 ここまで当てはまる方、お手間をおかけしますがこちらをご覧ください。特に最

      • 5) つまらないは罪

        ミュージシャンが、自分にとってもそれを見聞きする相手に対しても「つまらない」ことをするのは罪に等しいと思っています。 つまらないということは面白くないということだけではなく何も見どころ、聞きどころがないといったことも含みます。 自分のなかでは、音楽を演る者にとっていちばんいけないことは退屈な時間、空間を作り出してしまうことだと考えています。それに比べれば、やかましいとか態度が不遜だなんてことは些細なこととさえ思っています。 原則的にそう考えているので、プロもアマも違いは

        • 4) なぜ私がそれを言えるのか

          自画自賛とも自慢とも思われても良い覚悟で敢えて言います。 私ほどアマチュアのミュージック・シーンの向上を考え、真摯に取り組んできたミュージシャンはいないと思っています。 私がこれまで行なってきた具体的な活動は、 https://floatoneclub.com/past ご覧になってみてください。 くどいようですか改めて。私はアマチュアミュージシャンの在り方の話しをしてきましたし、今後もそうです。 、、、今までいちばん大事にしてきたことは音楽は「楽しく」やること。楽し

          3) 逃げないでチャレンジしてください

          あえて限定します。40歳以上のアマチュアミュージシャンの方に物申します。 オープンマイクは初心者の為だけの場にしませんか? 下手な人はライブに出演出来なくしませんか? 音楽をもっと大事にしませんか? なぜ「オープンマイクは初心者のためだけ」にしようというかと言うと、オープンマイクはバッティングセンターだと思うからです。 野球選手なら試合をしましょうということです。 「下手な人はライブに出るな」、以前にも言いましたが私がいう下手な人は「一所懸命やらない人」のことです。

          2) だから上手くならないんだ!のポイント

          楽器演奏も歌唱も、適切な指導を受けるか独学でも正しい方法のもとにコツコツと地道に練習を続ければかならず上達するものです。 しかし何故だか、自分が自分自身の上達ぶりに納得いかないんだと考える人が多いようです。 そこに関してまず申し上げたいのは、自己採点の曖昧さ。特に楽器演奏はどれだけ上達したかの見極めの際に皆さんご自分に厳し過ぎます。なので客観的に見て正しい自己採点をするように考え直しましょう。 例えばギターのフレーズをコピーする時。元曲の速度で弾けない時に皆さん、ああ出

          2) だから上手くならないんだ!のポイント

          1) 超初心者のためのギター講座

          *この項は以下のSNSとリンクしています。ご参考にしてください。 Blog "フロートーン・エクスプレス" 「超初心者の為のギター講座を始めよう」 ジモティー "超初心者のためのギター講座" 【はじめに】 いまのアマチュア・ミュージシャン、ギタリスト、弾き語リストは捻くれている、拗けてるひとが多い。下手でも構わない自分さえ楽しければ!なんて開き直ってる人も多い。 そういうひとってはっきり言って初心者よりタチが悪い。こちらのアドバイスなんか全然素直に聞いてくれない。ちょっと

          気持ちが伝わらない…

          ここまで自分なりに色々考えながら投稿を続けてきましたが、なんというか「皆さんに伝わっていない感」を強く感じるようになってきました。 考え方、価値観は人により様々です。自分勝手な理屈で言いますと、私の拙い文章でも必ずわかってくれる方はいる、という気持ちでここまで書いてきましたが、いいねの数やレスの無さなど、手応えが全くと言っていいほどありません。 よく考えてみました。 私自身は出来る人、分かる人、上手い人が遠慮したり謙遜したりしていると少なからずイラッとくる気持ちがありま

          音楽(に最適)の季節はいつ?

          あくまでイメージですが、夏はフェス。秋はホール・コンサート。冬は室内ライブ。春はイベント。 最適といっても各季節独特の特質があり、どこがいちばんとは言い難い問題です。 ミュージシャンの楽器や歌(喉)のコンディションを中心に考えると夏の暑さと湿度、そして冬の寒さと乾燥具合は大変に良くないです。ましてや屋外は本当に苦労します。夏の変わりやすい天候も大きなマイナス要因になることが多いですね。 ミュージシャンにとってはやはり春と秋。なるべく寒暖差、湿度や気圧の変化の少ない季節が

          トーク番組始めました

          100人いれば100通りの音楽があると思います。音楽はその人の人となりを表わす大きな指標と言っていいかもしれません。 ここでいう「音楽」とは各々が作ったもののみならずその人が大好きな楽曲でも構いません。どちらにせよそれはあなたの個性に違いありません。 そして一人一人の個性は表現の手段、方法によってもその理解の仕方や咀嚼度が変わるものです。 トーク番組を始めました。聞いていただければ私の別の側面がわかっていただけると思います。ぜひご一聴ください。 #Radiotalk

          私の1970年代PV①草編

          1970年代の日本は特にカルチャー、サブカルに於いてアメリカの影響は大きく、それに関する「色々なもの」の存在を身近に感じることが度々あった。 1977年に初めてバンド(アマチュア)の一員としてライブに出させてもらった。都区内の何の変哲もない公共のホール。YMCA主催のロック・コンサートだった。 緊張しながら控室で出番を待っていると、ロン毛のお兄さんがバーンと思い切りよくドアを開けて入ってきた。

          ¥200

          7)今後の展望・贅沢で豊潤な音楽とは

          また新型コロナウィルスの感染が拡大しているというデータもあがってきています。今の世の中、明日はどうなるか本当にわかりませんね。何事に於いても一度不安を感じてしまうと止めどなく広がっていったりしてしまいます。 将来のことも悪いことを考えだすとキリがありませんが、とにかく「悔いの残らないような行動を」ということを自分に言い聞かせる、これだけは忘れることなく過ごしていきたいものです。 音楽界は常に世界情勢と共に変化してきました。そしてその時々に必ずと言っていいほど人々にその有用

          7)今後の展望・贅沢で豊潤な音楽とは

          6)音楽活動で何を大事にするべきか

          音楽には芸術としてのアカデミックな側面と、芸能的なエンターテインメントな面とがあります。その隆盛やバランスは時代と共に変化し、移り変わってきました。 近年では、例えばクラシック音楽とポップ・ミュージック、なだらかに交じり合うようなことも増え、明確に二極に分かれているような感じはあまり無くなってきていますね。 何事に於いてもですが初めからこれはダメ、あれもダメというような決めつけは良くないに決まっています。「クラシックの世界ではこういうことはダメ」なんていうのは、合理性の全

          5) 音楽活動で何を大事にしてきたか

          私は音楽活動に於いては「明るく楽しく」をいちばん大切なこととしてきました。しかし、明るく楽しく、というといかにもノー天気でなにも考えないでいるような感じに思われる方もいるみたいです。 音楽は喜怒哀楽、全ての感情に寄り添うことのできる素晴らしい表現芸術です。なのになぜ敢えて「明るく楽しく」がいちばん大事だと言うのかというと、、、。 感情は音楽活動に於けるエネルギーの源、みなもとだと思います。喜び、怒り、哀しみ、楽しさは、特に芸術的表現に於いてはどれも重要なモチベーションにな

          4)私の2000年代・壮年期

          1999年に父が逝き、2000年に独り身とオサラバ。2001年には家族が増え、2004年には最愛の故郷、東京を離れる決心をしました。 この頃から出会いと別離が頻繁に起こるようになってきました。活動の幅が広がれば当然かも知れませんが、「東京原住民(先祖代々東京在住。少なくとも7代前から)」だった私はその活動範囲がとても狭かったことを思い知らされる日々が続きました。 まず、秩父市内に3年在住。その後、いまの住処に移るわけですが、時の経つのは本当に早いものであっという間にもう十

          3)私の1990年代・活力期

          1990年に心機一転の思いから演奏活動を全て休止し、スタジオワークとプロデュース業に専念することを決意。そして同年、ある芸能プロダクションにプロデューサーとして着任、所属バンドやシンガーのプロデュースを担当しました。 その後フリー・プロデューサーに転身、ひょんなきっかけからまた演奏活動も再開することになりました。 忙しい日々をおくるうちに理想と現実の違いなど自己矛盾が大きくなり、自分で自分を精神的に追い詰めてしまい、一度音楽界から身を引くことを決意しました。 知人の紹介