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6)音楽活動で何を大事にするべきか

音楽には芸術としてのアカデミックな側面と、芸能的なエンターテインメントな面とがあります。その隆盛やバランスは時代と共に変化し、移り変わってきました。

近年では、例えばクラシック音楽とポップ・ミュージック、なだらかに交じり合うようなことも増え、明確に二極に分かれているような感じはあまり無くなってきていますね。

何事に於いてもですが初めからこれはダメ、あれもダメというような決めつけは良くないに決まっています。「クラシックの世界ではこういうことはダメ」なんていうのは、合理性の全くないような「わがまま」でない限り無い方がいい。しかし長く続いてきた世界には、様々な立場の人間が様々な関係を築いてきていて、それは容易に崩せるものではなくなってしまっていたりします。

大衆音楽、ポップスの世界でも、もはや短くない歴史のなかで特に伝統を重んじるような人たちもたくさんいるようになってきています。

音楽の世界に於いては、年功序列、人付き合いの巧みさ、経済事情、俗にいうところの「コネ」などは決して優先されてはいけないものだと思いますが、現実にはプロに限らずアマチュアの世界にでも存在しています。

音楽優先、もっとはっきり言えば「音楽性優先」とでも言いましょうか、私は各々それぞれの人が持っている音楽性、これが最も優先されるべきだと考えています。

音楽性とは何か、と問われれば私はこう答えます。「自分の感性をどれだけ音楽で表現しよう、したいと考えているかの度合い」だと。

音楽的、という例えかたがありますよね。「実に音楽的だ」というワードが大きなヒントになるのでは無いでしょうか。この言葉がニュアンスとして分かる、分かりたいと思うような人は音楽性が高い、、、こんなふうに考えています。

音楽性。大事にしたい言葉ですし、物差しだと思います。

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