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5) 音楽活動で何を大事にしてきたか

私は音楽活動に於いては「明るく楽しく」をいちばん大切なこととしてきました。しかし、明るく楽しく、というといかにもノー天気でなにも考えないでいるような感じに思われる方もいるみたいです。

音楽は喜怒哀楽、全ての感情に寄り添うことのできる素晴らしい表現芸術です。なのになぜ敢えて「明るく楽しく」がいちばん大事だと言うのかというと、、、。

感情は音楽活動に於けるエネルギーの源、みなもとだと思います。喜び、怒り、哀しみ、楽しさは、特に芸術的表現に於いてはどれも重要なモチベーションになります。

しかし一方で負の感情、怒りや哀しみはよほど注意して扱わないと意欲が間違った方向に向かいがちです。感情のままに、気の赴くままにとはよく言われますが、そこに囚われすぎると普段の生活や信条に悪影響を及ぼす危険性も増します。

まずは、なのです。まずは明るく楽しく。

自分の正の感情を音楽をつくる楽しさに重ねていきましょう。

例えば歌う時。口角を上げてスマイル状態で歌ってみてください。なかなか恥ずかしい気持ちが先にきてしまうので初めは照れてしまうでしょうが、お一人の時に鏡を見ながらチャレンジしてみてください。必ず歌が変わります。人によっては劇的に変わりますよ。

まずは悲しい歌でも明るく楽しく歌う。悲しい歌を悲しく歌うのはその後、自分の感情を歌に乗せられるようになった後にしましょう。

歌、楽器はその時の自分の感情を如実に表します。そこを大切に考えてきました。これからもそうしていきたいと考えています。

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