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無名(映画)※ネタバレしかありません、厳にご注意!

陳情令で三年前に知り合った(←朋友吗?😅)今や押しも押されもせぬ(推してますけど笑)中国新進気鋭の俳優・王一博が香港映画界の重鎮?いぶし銀の俳優トニー・レオン(ちなみにわたしは、トニー…この映画が初見なので、ほぼミリ知ら御免なさい)と四つに組んでダブル主演を務めた映画「無名」観て来ました…しかも二度、一度目は夫と、二度目は一人で( *´艸`)
しかし二度も観たのに、機会あらばもう一度、細部を確認してみたい…と思うのは、自分の好きな俳優が出演してるからだけではありません

(※これ以降自分の視聴記憶からだけ話してるので、不確かな部分は?マーク付きです…間違ってたら教えてね)
時代は1940年代前後から1945年の終戦、そして銃火の止んだ翌年まで?
主な登場人物はほぼスパイ(主人公の葉、何、他にも沢山)のみ、中国が蒋介石、汪兆銘の二人が率いる国民党と毛沢東率いる中国共産党の三つ巴でお互いの勢力拡大を目指し鬩ぎ合う大変ややこしい所謂中華民国時代、そこへ講和と言う名で満州国接収(植民地支配)を目論む日本軍部からの工作員/渡部)も介入し、その上敗戦色濃くなった日本軍が真珠湾攻撃(1941年12月8日)を仕掛け太平洋戦争が勃発してしまうと言う、戦争大嫌いなわたしからしたら(←好きな人いませんよね?)日本軍全く何考えてんねん?な混沌の時代背景なので、わたし如きの歴史音痴には正確に語り尽くせないと思います💦
なので諸々の歴史の誤認については先に謝っておきます…間違ってたらそっと教えて下さると嬉しいです<(_ _)>
そしてこの映画は、そんな時代の裏側で暗躍していたスパイ達を描いた映画…なので、もはや嚙みごたえしかありません(汗)

さて、そんな歴痴の映画レビューですから、何の当てにも参考にもならないことを前置き(中置き?)して話を進めます…では!

実は二度見終えた今でも頭の中には「え?えっ?えーっ⁇」な疑問しか無いのが正直なところ…(大汗
ただ皆さんが仰るパッチワークの様な脚本…と言う意味、二度目にしてはっきりと認識出来ました…正直一回目は時系列が頭の中で猫に悪戯された毛糸玉状態(-。-; そう言う意味でも二度観て、その糸がスルスルと解け出した時には軽い快感を覚えました笑
しかし正直言えば…ハサミ持っていってシーン毎にチョキチョキ切って繋ぎ直してから、もう一度頭から観てみたい←かなり無粋ではありますが(苦笑)そしたらきっともっと絶対スンナリ判る筈…
視聴感想をイメージで言うなら「白いご飯」が食べたいな〜と思ってたのに『凄く凝った具沢山の炒飯』を出された気分に近いです…そしてまだ完食出来てません(苦笑…

さてでは、未だ残るわたしの疑問(もしかしたら三度観たらもう少し判るかも?)以下列記してみたいと思います(←一度目で判らなくて二度目で判った事も含む)

①張が「陳小姐」と言う前に、何のペンが動いていた←既に何が彼女を知っている事を意味してた

②上海と香港、両方にあったベーカリー『聚興糕○/CHUI HING Bakery』は上海店ではレジ右側、香港店では真正面←時間軸がバラバラなので、知っておくと理解の一助になります

③当時も今も日本に空軍は無かったと思います…が、それは百歩譲っても軍用機にワンコ?ワンコにルーズベルト!英語名付ける?そしてワンコのコスプレ…戦時中にあり得なくないですか?このシーン何故必要だったの?

④暗殺された華族の大山侯爵(モデルありとお聞きしましたが)流石に当時、華族の一兵卒での前線参加はあり得無いでしょう…と思うのですが?

⑤葉の恋人/方小姐の殺害写真の載った新聞…普通載せませんよね、○体写真…(ー ー;)演出上の必要性?

⑥何が陳とケーキ箱での伝言をしたロッカーは、一体何処のロッカーですか?この辺カット入ってる様ですが…

⑦戦後香港で葉が(偶々?事前に知ってて?)行った元同僚の王の実家食堂…何故知ってた?そして王妹の葉凝視の意味は?

⑧葉と何が通じ合ってた証拠→格闘シーンでのアイコンタクトがある?わたしには確認出来ませんでした…目皿で観たのですが^^; その代わりにですね、二度ほどカメラのピントがブレました←多分第三者が監視してた…の意味かな?

⑧王の実家で葉が食べた料理「酔っ払い海老」あれはコンクリート詰めにされた村人達の隠喩?そもそも生物食べないけど、もう一辈子挑戦さえ無理〜〜💦

⑨葉と王の母親が話していた時に微妙な探り合い(年代や住んでる場所を誤魔化した)の様だった会話…お互い、相手に事実を悟られない様にしてたから?

以上、ザックリとした発見と疑問…ネタバレなんですが、わたし的にはこの程度の知識を持って映画観た方が、一度目でももう少しすっきり理解出来たかも?(汗)

あ、実はまだあります、渡部の殺害、あれは葉の共産党から国民党へのダブルスパイとしての最後の任務だった?(看守に剃刀を綺麗にしてから渡した意味とは?任務完了報告?)

いや、考え続けたらもっとあるのかも知れませんが、今日はこの辺りで😅

作品そのものはスパイ映画、しかも抗日戦争時ですから日本人のわたし達にとって観ていて余り気持ちの良いもので無いのは否めません…しかし、その上でシーンの切り取り方見せ方、独特な時間軸の編集方法(賛否あると思います)息を呑むようなアクションシーン(←これは夫も驚いてました)耽美で退廃的な時代の雰囲気など、映画が目指していたところは少なからず伝わって来たと思います
そして何より(ここからわたしの推し事です笑)大陸人の自分のお気に入り俳優の姿を日本のスクリーンで(しかもアジア映画専門館でも無く)観れた事の意義は大きいと思いました…って言うか、それに尽きる( *´艸`)それと今までその辺りの日中の歴史に余り触れた事の無い方々が、映画をキッカケに学び直しされたなら素晴らしい事だと思います

チャンスがあれば、是非お近くの映画館でご覧ください、映画『無名』(中国では2023年春節に公開)監督:程耳

PS. 最後にもう一つ、エンディングソング歌ってるのも王一博なのですが、是非もっと判りやすく歌詞の字幕が流れる前に名前のクレジット置いて欲しかった( ・ᴗ・̥̥̥ )

では、もしここ迄読んで頂けた方がいらっしゃいましたら、谢谢您〜〜🙏

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