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よいしょ(自選詩)

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#冬

詩| 冬支度

詩| 冬支度

クーラーが要らなくなったら、夜通し窓を開けておこう。
あんまり冷たい冬の空気は、ちょっと刺々しすぎるから、今のうちに取り込むといい。

サンダルが頼りなくなったら、厚い靴下を出しておこう。
遠く張り詰めた冬の空には、連れて行かれそうになるから、そいつを重しにするといい。

カレンダーはもう残り少ないから、誰と居たいか決めておこう。
白い息に気付いたとき、一人じゃ消え入りそうだから、冬だねと分かち合

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詩| 花祭

詩| 花祭

てーほへ てほへ
父ちゃんの肩車から見えた舞台は薄霞。
眠い目こすって手さすって、赤鬼が舞う冬祭。

てーほへ てほへ
母ちゃんは甘酒買いに、ぼくはうどんを食ったっけ。
霧隠れの父ちゃんはたぶん大人の喫煙所。

てーほへ てほへ
湯気か熱気か白い息、もわもわ煙の夢心地。
遠くに見つけた父ちゃんの血走った目は何見てる?

てーほへ てほへ
沸き立つお湯と酔っ払いの怒号飛び交う闘技場。
赤鬼たちに囲ま

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