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女性の健康経営

先月から働く女性向けにオンラインセミナー開催させていただいております。

ここ数年でフェムテックが認知されつつあり、働く女性向けのセミナーを導入している企業も増えつつあります。

ですが、まだまだと言っていいほど、
「『健康経営』はわかるけど、『女性の健康経営』って?」と質問を受けることがあります。

【女性の健康経営とは】

企業が女性社員の健康を支える取り組みを通じて、働きやすい取り組みを通じて、働きやすい職場環境を作り、社員の活躍を促進する考え方のことです。

実際に働く女性を対象にした調査もあります。

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/josei-kenkou.pdf

H31.3 経済産業省

【病院勤務の際のエピソード】

昨年まで、総合病院で勤務していました。
その時に、婦人科で入院された方々と関わらせていただきました。
特に30〜50代の方の多くの方は、仕事・家庭・育児などに追われて、病院に行く時間がない/ちょっとくらいの不調は我慢する。と言う方々ばかりでした。


患者さんとお話ししている中で、
「仕事が平日だと、どうしても休みを取ってまでは」
「なんとか我慢して乗り越えていた」
という事を話されていました。

私は出来るだけ、入院前の生活がどうだったか(仕事・家庭・家族構成など)を教えていただき、退院後の生活するのに具体的にどのような事を気をつけていただくかなどをお話しさせていただいておりました。

そうすると、
「ずっと辛かったけど、我慢してたんです」
「誰にも話せなかった」
「イライラしたりしてたのは、ホルモンのせいだったのか」
など普段話せなかったことや自分自身の気づきを話していただきました。

【今の時代だからこそ】

働き方や生き方などが多様化してきた、今の時代だからこそ必要だと思います。
自分自身が思い描いている、人生設計(ライフプラン)に合わせた生活が出来るように知識を得て、選択する。

これが、重要になってきます。

人によって、月経(生理)痛がない方や寝込むほどに症状が辛い人、症状が気になるけど何とか気合いで乗り切っているなど様々です。
同じ女性だからと言っても、共感してもらえないこともあります。

働いている職場に、生理休暇があったとしても上司には言えないなどの理由で生理休暇という制度があったとしても利用できないと言った頃も多々あります。

働く側も、
雇用する側も、
女性の健康(月経やPMS、更年期症状)について知ることで、より働きやすい職場環境への取り組みや女性の方は自分自身の健康についても意識することができ、業務改善や仕事に対するやりがいにも繋がることになります。

女性が、ホルモン(PMSや更年期症状など)に左右されることなく、自分らしく過ごせる事ができるように微力ですが、これからも活動していきたいと思います。

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