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読書:『インプットルーティン』から知るクリエイターの無限のインプット

本から得た気づきを3つ示す。

1.アウトプットの質と量はインプットの質と量が決める
2.インプットの賞味期限
3.アイデアの公式

1.アウトプットの質と量はインプットの質と量が決める の話

著者の話でとても面白いなと思った部分がある。それは「インプットの質と量が低いのに優れたアウトプットの質と量を維持している人には出会ったことがない。」という話だ。
この著者は数々のクリエイターやアーティストと一緒に仕事を経験しており、年齢もかなりベテランの方である。そこまで断定表現をして言い切るところに主張の力強さを感じた。

2.インプットの賞味期限

すぐ使えるアイデアやテクニックが巷にあまりに溢れていることを述べる。
ただこれが使える「賞味期限は悲しいほど短い」という。
これもご経験からであるが「すぐに使える知識ほど、廃れるのが早い」というものだ。
私もこれには経験がある。
本を選ぶ際に気を付けていることだが「これはハウツー本か否か」という点だ。
ハウツー本はすぐに活用できる点がメリットであるが、それが中長期で活用できるかというとそうではないことが多い。
例えばインテリアやファッションについて、本質こそあるが、そうではなく流行がかかれている雑誌は今取り入れることはできるが2年後には「そんなオールドな、、、」となることが殆どだ。
すぐに役立つではなく「廃れないエッシェンシャルな考え方」を得ようと言う話を著者が述べている。

3.アイデアの公式

クリエイティブの中ではアタリマエの話だという。新しいアイデア=既存のアイデア×既存のアイデアであるということ。
これは見たときになんとなく聞いたことがあるなと思ったが、実際にアイデアを出さないといけない場合、自分の足りない脳で何かを生み出そうとしていることがしばしばある。
これは圧倒的にクリイエイティブの場数が足りないから起こりうることだと思うが、新しいアイデアは「既存のアイデアの掛け合わせ」であることはミミタコしておきたい。
秋元康さんも宮崎駿さんも尾田栄一郎さんも、皆圧倒的なインプットのもとに、作品中に多くのモデルが登場している。圧倒的なアウトプットであるが、土台を形成しているのは「圧倒的なインプットである」ことを覚えておきたい。

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