スマホ人
この箱に
人は何を詰め込んで
何に期待したのだろうか。
誰かがアップした文章や
誰かがアップした動画に
ぬくもりを感じて
眠りにつく。
そんな事が普通になって
きっとそれ無しでは
狂ってしまう人すら
出て来てしまうドラッグ。
誰もが目指していた利便性が
普通になった今
奪われた時の不便しか
手元に残っていないようだ。
何もかもを写す人々が
自他のプライバシーをさらけ出し
笑い顔も泣き顔も
箱にしまって酔いしれるパーティー。
そんな日常に
救われているのか?
蝕まれているのか?
そんな事を考えながら
僕はスマホに文章を打ち込んでいる。
誰かに読んで欲しいと願いながら。
時代が僕を
スマホに変えた。
サポートしてくれたらとても嬉しいです。