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人事制度づくりで大切なこと(その10)

これまでの記事のなかで、風土づくり、プロセス管理、メンテナンスの重要性について触れてきました。これらをうまく進めるための土台として、コミュニケーションが大切です。
人事制度をうまく機能させるためには、二つのコミュニケーションが必要になると、弊社では考えています。

一つめは、社員一人ひとりとのコミュニケーションです。
評価のフィードバックはもちろん、昇進や昇給の理由、今後のキャリアの方向性、能力向上のための取り組みなどについて、マネジャーを通じて一人ひとりの社員とのコミュニケーションをきちんと築くことが重要です。
そのことが、人事制度に対する納得感を高めることになるし、一人ひとりの成長にもつながります。

もう一つは、社員全体とのコミュニケーションです。
労働組合がある会社であれば組合が窓口となるでしょうし、そうでない会社の場合は社員会やそれに準じた仕組みが求められます。
いずれにしても、人事制度のあり方や今後の見直しなどについて、社内でしっかりと話し合いが行われ、理解と納得のもとに進められることが大切です。

そのためのツールとして、社内報やイントラネット掲示板などを用いるという手もあるでしょう。
いずれにしても、「一度伝えたからそれで終わり」ではなく、何度も何度も双方向のやりとりを行なうことで理解を深めていくことが大切です。

人事制度づくりで大切なこと、その10は「個別・集団の両面でのコミュニケーションをしっかりと行なう」です。

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