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私の先輩の話

先週の会議で、教育担当の先輩が私のことをすごく褒めてくれた。
というのは言い過ぎかもしれないのだが、
あれは先輩にとってはきっと精一杯の褒め言葉だろうと、
私はそういうふうに受け取った。


仕事で辛いこと、自信をなくすことは多いけれど、上司に関しては私は恵まれている。

その人はまず、段取りがいい。行き当たりばったりじゃない。
要領もいい。無駄なことに労力を使わない。かといって決して雑ではない。
そのときの状況で仕事の量を柔軟に調整してくれる。
私より年齢も社歴も随分上だけど、全然偉そうじゃない。むしろ腰が低すぎる…お客さんに対しても、私に対しても。
注意するときは感情的にものを言わない。
常識がある。
こんなの…最高の管理職では?!
淡々としているけれど、ちゃんと相手(私)のことを考えて指示をしてくれているのがわかる。
その人が優しいことも伝わってくる。

入所して初めて教育担当を任され、がんばれた1年だったと思います。
××さん(私のこと)はいつも苦手なことにも一生懸命で、心を動かされました。


自分で言うのも変だが、私みたいな扱いにくい後輩の教育係なんて大変だろうに。
元々その人のことは好きだったけど、尊敬の気持ちに変わりそうだ。
先輩のこの言葉を聞いてから、なんとなく嬉しくて幸せな気持ちが続いている。

私は結局人から褒められたくて仕事してるのかなあ。