マガジンのカバー画像

#CHOOSECYCLING

8
都市交通の中で自転車を選択するということ 日本における社会的な問題や課題について意見を綴るとともに、自然な暮らしの在り方と経済的利益のバランスは相反する部分が多い中で、自転車を… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

楽じゃないけど楽しい、自転車の山活。

2021年の秋。

ラファ・スーパークロス野辺山のために、我々ラファのスタッフは八ヶ岳の麓大泉にある合宿所を拠点として3日間の準備に勤しむ。

大自然の最高の環境に来て、ライドしないワケない。仕事前にひとっ走りしましょっ!てことで、八ヶ岳牧場までのショートヒルクライムを楽しんだ。1時間も掛からず終えたライドだったが、凝縮された美しい時間だった。

後半は、スーパークロス野辺山の初日の朝。レース前の
もっとみる

プラークは存在する。グレーと共に。

プラークは存在する。グレーと共に。

中間色が好き。鮮やかな色彩にも憧れはあるけれど、なんだかんだでどちら付かずの「間」な感覚が落ち着く。紺青とか紺藍とか、赤丹とか赤墨とか黒紅、海松色、そしてなんと言っても灰色のような中間かつ濃い色を好む。

馴染みやすさ、合わせやすさ、ファッション的には地味だけど扱いやすい。おまけに髪の毛もグレーヘアときたもんだから、尚のこと灰色=グレーが馴染むようになってきた。

多様な色が重なっているかのような

もっとみる
底上げ

底上げ

物事の価値というのは、過去に振り返って積りに積もって出来上がった社会的な共通認識ということだと思うのだけど、サイクリングといったことに関しては悲しい現実の中にいる。

「世界はモノよりも体験に価値を見出す時代である」と言われるようになって久しい。しかし、日本においては本質的にそのようになっていないと感じることが多くある。そう捉えるしかないような現状が目の前にある。

自分の時間とお金をどこに使うの

もっとみる
道の日

道の日

今日は「山の日」ってだけで「?」なのに、さらに「道の日」だなんて誰も知らねーだろー!

しかし、気になって『道の日』のルーツを見たところ、個人的関心が繋がってしまったので、文章を書いているという流れの中にいる。

ちょいと遡るが、自転車に偏った視点で始めることにする。すごく読みにくいと思うが、興味が湧いてくるようであればご一読願いたい。

めっちゃ長いです!では行ってみよー!!

近代化と共に輸入

もっとみる

閉じ込められた世界から抜け出すことの難しさ

自転車に関わる様々なコミュニティがあるが、それらに限ったことではなくどんな分野でも抱えている問題であろうとは思うのだが、とにかく自分たちの繋がっている世界は広いようで狭い。

日々の暮らしの中で自転車に乗って移動している人は多い。何気なく乗っていても自転車の価値というのは、思っているより尊いものだ。その暮らしに豊かさや幸福感を感じている人は少なく無いだ

もっとみる
埋められない違和感

埋められない違和感

時間を持て余すと何していいかわからない。

大学を卒業して、仕事もすぐにやめてしまった私は、とにかく時間を持て余していた。

持て余した時間をどのように使っていたかというと、あてもなく自転車で街を彷徨っていた。当時住んでいた阿倍野から大阪の街をぐるぐると。

自転車に乗っているだけで楽しくて、何も考えずただただ自分の赴くままに走り、飽きてくるといつものカフェに行ってカレーライスを食らう日々。そこの

もっとみる

その変化は遂げられるのか?

パンデミックが世の中の常識を変えてることは、過去にも何度かあったと言われている。2020年のパンデミックがそれほどのインパクトを持っているかというと、私はそうは思はない。

一旦変わろうとするが、放っておいたら元どおりというのがパターンとして考えられる。

錯乱した情報と、実生活では、なかなかのギャップがあるし、私自身は収入は減ったが、なんとか生きている。本質的にこれまでの生活と変わらない日々を送

もっとみる
悪魔のみち

悪魔のみち

どんな「詩」だったか、こまかいところまでは覚えていないのだけど...

悪魔は何事も欲望のままに
あらゆるものを我がものとし
あらゆるものを破壊してゆく
美しい世界を我がものとし
すべてを手に入れて最高!!
いつか何もかもが尽き果てるまで
そのとき悪魔は思うだろうか
なぜもっと早く気がつかなかったのだろう

ってな感じの詩

中学生の時に、国語の授業で書いたことを覚えている。子供ながらに日々こんな

もっとみる