見出し画像

本体工事費と付帯工事費の違いとは|住宅会社によって違う訳

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

昔から住宅業界は、価格建てが分かりにくい、会社によって価格表示のやり方がバラバラ、どこまで含まれているのか分かりづらいと言われています。よく広告で表記されている「本体工事費」は、基本的に建物のみの費用で、「付帯工事費」や「諸経費」と呼ばれる費用については含まれていません。



本体工事費と付帯工事費の違いとは|住宅会社によって違う訳

住宅会社や工務店が価格表示をする際に、よく「付帯工事費は別途」と記載されているのを見かけると思います。詳しくは後述しますが、実は「付帯工事費」は建築地の条件などにより、ある程度、変動する可能性があるため、本体工事費とは分けて表記する方が良いという一面もあります。

では「付帯工事費」とは、どういう意味で、どのような工事費のことを示すのでしょうか。そこで今回は、住宅会社や工務店の見積及び資金計画書によく出てくる、付帯工事費について詳しく解説をしていきたいと思います。

サムネイル3(1)


付帯工事費とは

まず、住宅工事における付帯工事費とは、住宅工事に付帯した(関連した)工事のことを示します。例えば、地盤の弱い土地に住宅工事を行う際には、「地盤改良工事」を行ってから住宅工事を進めます。つまりその場合は、地盤改良工事をしなければ住宅工事が出来ませんので、付帯工事費にあたります。

あるいは、住宅工事を行う際に必ず必要な、ライフライン(上下水道や電気・ガス)の引き込み工事、また屋外給排水工事と呼ばれる、敷地内でのライフラインの接続工事なども付帯工事費ということになります。


その他の付帯費用とは

工事をする訳ではないけれど、住宅工事を行う上で、必ず必要になる費用として、設計費用、建築確認申請費用、地盤調査費用、労災や火災保険、瑕疵保険などの届け出や申請費などの事務的な費用として、付帯費用があります。

住宅会社や工務店によっては、このあたりの費用は、建物費用に含む場合もありますので、具体的な見積書や資金計画書の提示を受けた際には、どこまでが本体工事に含まれているのか、家を建てる上で他に費用のかかることはないのかの確認は必要です。


見積を比較する場合

2社~3社に絞り込み具体的な検討する場合、各社から提出された見積書や資金計画書の中で、本体工事以外にかかる付帯工事や付帯費用も合わせて、価格の比較をする必要があります。

例えばA社では記載されている内容が、B社では記載されていないとすると、記載漏れなのか、記載されていないだけで、どこかの項目に含まれているのかを確認しなければなりません。

住宅工事の場合、住宅会社や工務店により見積書や資金計画書の記載方法に違いはあるものの、同じ敷地で同じような間取りの家を建てる場合、住めるような状態にするまでにやらなければならないことは、特殊な提案がない限り、概ね同じと考えてよいと思います。

家づくりを任せる会社を決めてから、打ち合わせをするために「えっ? それって家を建てる上では絶対に必要なことでしょ!」というような内容が次々と出てくることがないように、合計費用の比較だけでなく、しっかりと内容の確認をするよう心がけてください。


最後に

住宅工事に関する見積の出し方や、どこまでを含めておかなければならいといった、明確なルールや基準は存在しません。ですから大枠としては同じでも、各社が独自に、その工事内容をどこに振り分けるのか、どこに含めるのかを決めています。ここが「住宅業界の価格表示が分かりづらい」と言われる所以です。

住宅会社や工務店の考え方により、「これは絶対に必要でしょ」と考える内容を本体工事に含めれば含めるほど、本体工事費用は高くなり、付帯工事費や付帯費用は安くなる傾向にあります。分かりづらい時、判断に困る時、何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。



★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。



それでは、また~^^/

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?