見出し画像

滋賀で土地購入の際に、近隣との境界でトラブルにならない為に知っておきたいこと

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

動画でもご覧いただけます。

土地購入を考えた時、駅からの距離、学校やスーパー、方角や陽当たり、面積、電柱の有無など、さまざまなチェックしたい項目がありますが、ぜひそこに加えていただいたことがあります。それは隣地との境界チェックとブロックフェンス関連のことです。

条件に合う気に入った土地が見つかると、それだけでワクワクしたり、早く決めないと売れてしまうのではないかと心配でソワソワするものです。そんな中で、つい見落としてしまうのが境界ポイントチェックと境界ブロックフェンスです。

そこで今回は、境界のチェックやブロックフェンスについて、将来に心配を残さないために、予めしておきたいことを言語化しておきます。


滋賀で土地購入の際に、近隣との境界でトラブルにならない為に知っておきたいこと

新規分譲地であれば、境界ポイントに関しては、それほど大きな心配はありませんが、既存の住宅地や、郊外の土地などは、境界ポイントがハッキリと示されていないことも多く、入念な確認が必要になります。


境界ポイント

画像1

一般的に、キチンと境界ポイントが示されている新規分譲地などは、「金属境界プレート」や樹脂製の「境界杭」が設置されていることが多く、隣地の方とのトラブルになる可能性は低いと考えられます。

また既存の住宅団地であっても、コンクリート製の「境界杭」が設置されていれば、お互いに境界の認識を共有しやすいと言えます。

しかし非常に古くからある住宅地や、郊外の土地については、そもそも境界が示されていないことも多く、そのような土地を購入するかどうかを検討する際には、不動産屋さんにしっかりと確認してもらって教えてもらわなければなりません。

境界ポイントが曖昧なままだと、将来、お隣さんが引っ越しをされたり、息子さんや娘さんの代替わりした後、建て替えなどのタイミングでトラブルになる可能性を残すことになりますので注意しなければなりません。


境界ブロックフェンス

画像2

次に境界ブロックフェンスについては、いくつかのポイントに分かれます。まず、そもそも境界ブロックフェンスを、どの位置に設置するか、もしくは設置されているかが重要です。


新規分譲地の境界ブロックフェンス(滋賀県南部)

傾向として、滋賀県の南部エリア(おおむね近江八幡市以南)の新規分譲地については、分譲業者が境界ブロックフェンスの種類や設置位置を予めルール化していることが多く、その分譲地内の土地を購入する際には、そのルールに従わなければなりません。

分譲地のルールとは、例えば、「隣地との境界ブロックフェンスは全て境界線上に設置する」や、「東側と北側の境界ブロックフェンスは敷地内設置だが、西側の境界ブロックフェンスは隣地敷地内に設置する」などというルールです。

これは、分譲業者が各区画の購入者同士がトラブルにならないように、また各区画の購入者に不公平が出ないように、分譲地全体の取り決めとしてブロックやフェンスの種類と合わせて決めていることが多いため、新規購入の際にはルールに従うしかないと考えておいた方がよいです。


新規分譲地の境界ブロックフェンス(滋賀県中北部)

次に、滋賀県の中北部エリアの新規分譲地については、分譲業者が境界ブロックフェンスの設置を定めていないことが多いので注意が必要です。

つまり、境界ブロックフェンスを設置するのか、しないのか、もし設置するとしたら境界線上になるのが一般的ですし、どのようなブロック(グレーの普通のブロックなのかオシャレな化粧ブロックなのか)、フェンス(単純なアルミ縦格子フェンスなのか、木目調の目隠しフェンスなのか)なのか、費用の負担はどうするのか、お隣同士で相談して自由にやってくださいというものです。

このような場合、対応方法を事前に考えておかなければ、どうすれば良いのか判断に困ってしまいます。僕がもしアドバイスをさせていただくとしたら、「いらぬトラブルを招かないためにも、費用は掛かりますが敷地内に自費で積んだ方が、将来のことも含めて得策です」とお伝えすると思います。

注意すべきポイントは3つあります。順に解説します。


費用の負担割合と業者の選定

境界ブロックフェンスの工事は、主に外構工事業者さんの仕事分野です。お庭やガレージなどの整備工事を行う際に、合わせてブロックフェンス工事をします。隣地との境界ブロックフェンスを、もし境界線上に積んで、費用を折半するというお話しで進めば、どちらの外構工事業者が行うのか、かかる費用のすり合わせや確認、ブロックやフェンスの種類、フェンスの表裏、色など、お隣さんと方向性を合わせていく必要があります。

このような話し合いは、けっこうな労力や時間がかかるのと、お隣さんということもあり、長いお付き合いだと思うと気も遣います。その挙句、庭の雰囲気や見た目など、自分のイメージを違う趣向のフェンスなどを設置せざるを得なくなったとしたら、後悔することに繋がりかねません。


将来、やり替える時に更に困る

将来、もし売却や代替わりをして住む人が変われば考え方も変わる可能性があります。古くなり傷んだフェンスやブロックをやり替えたいと思っても、境界線上にあり設置当初、費用を折半して設置した境界ブロックフェンスはお隣さんとの共有物です。勝手に許可も取らずにやり替えることは出来ません。

自分はやり替えたくても、お隣さんは現状のままで問題ないと思えば、費用のことも相談しにくくなります。隣地の人が新築当初と同じ人ならまだしも、全く別の人となると、お話しがスムーズに進むかどうかも分からなくなります。



敷地有効面積が減少する

上記の2つの理由から、境界ブロックフェンスは出来ることなら自費で自分の敷地内に設置することが望ましいと考えますが、デメリットもあります。それは費用が全て自己負担になることと合わせて、利用できる有効面積が減少することです。

一般的な境界ブロックに使用するブロックの幅は約10cm。それを両側で20cm、裏手も10cmと3方とも狭くなることになります。十分な敷地面積があれば、何とでもなると言えますが、限られた面積が更に狭くなるのは出来たら避けたいと思われる方もいるかも知れません。


最後に

運命の土地と出会い、そこで人生の多くの時間を過ごすことになる訳ですから、ここを選んで良かったと思える土地探し、土地選びにしなければなりません。そう思えるためには、近隣の方々、特にお隣や裏の方とは良好な関係でありたいものです。

引っ越し前の段階から、近隣との関係性が、小さなトラブルでギクシャクしないように、特に境界ポイントとブロックフェンスのことは、土地探しの段階からチェック項目に加えていただきたと思います。何か気になることがありましたら、ご連絡ください。


★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。



それでは、また~^^/


2021年1月 栗東市下鈎地区 完成見学会のお知らせ

【リアル or WEB完成見学会】初期コストと光熱費を抑える家づくりの秘訣を公開!

画像3

■開催場所 : 滋賀県栗東市下鈎地区
■開催日時 : 2021年1月14日(木)~18日(月)5日間
■開催時間 : 10:00~16:00まで
       (1月14日(木)のみ13:00~16:00まで。「雨天決行」)

※完全予約制の見学会です。
※WEBご予約の締め切りは、2021年1月11日(月)17:00まで。

リンク>>>新型コロナウイルス感染症拡大防止と予防に関する対策とお願い

リンク>>>見学会の詳細はコチラ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?