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3月2日(土):変わりゆくなかでのフィットネストレーナーの役割

このところは肥満症薬や摂食障害のことに触れてきましたが、本日あたりで一区切りの予定です。

私たちはスクール制の小型フィットネスクラブを運営する民間企業で、入会される方々の心身、健康についての要望に応えていくのが仕事です。

そのため「痩せたい」というダイエットのニーズに応えていくことも大きな仕事のひとつですが、昨日までに記してきたような昨今の状況をふまえると、改めてトレーナーの役割も見えてきます。

現在は良くも悪くも痩せるための手段が多様化している状況です。

そしてその手段は玉石混交であって、なかにはかえって健康を害してしまう方法が広がっている面も否定できません。

特にSNSなどの普及によってそれが助長されたり、必要以上に細身を志向する人も出てきているのが実情でしょう。

これら様々な情報や手段に対してフィルターの役割を果たすことがフィットネスクラブやトレーナーのひとつ役割です。

そのうえで健康的に、かつ本質的に望ましいと思える運動や食事面での習慣の改善によって要望を満たしていくことがトレーナーとしての最低限の責任といえます。

一方で現在発売されている肥満症薬は一部に副作用が伴うものではあるものの、いずれはそうしたものがない治療薬なり、代替手段が出てくることは起こり得るはずです。

それは今回の肥満症薬の市場の拡大がゴールドラッシュと言われているように、そこには大きな需要があるからです。

そうした時にトレーナーとしては「痩せる」ことだけではなく、より幅広い身体の要望に応えられるだけの知識、技術、人間力を身に着けていく必要があるのは間違いありません。

このような話は社内でもかねてからしてきたことではあるものの、改めてそのような状況が眼前に広がってきたように感じます。

私たちフィットネスクラブやトレーナーに求められることには普遍的な要素もあれば、変わっていく面もありますので、それぞれを理解しながら役割を全うしていけばと思っています。

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