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3月18日(月):子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのためのサッカー大会

先般の日経新聞で取り上げられていた子どものサッカー大会の内容に感心をしたので本日はそれに関する話を少しばかり。

こちらは神奈川県伊勢原市で開催された「フォレストSDGsカップ」というもので、地元の伊勢原FCフォレストが主催をした大会です。

同大会について素晴らしいと思うのは大会の運営も試合の審判も、そしてチームごとの選手交代など、そのすべてが子どもたちに任されていることです。

開閉会式のあいさつや大会ルールの説明、準備運動のリード役もすべて小学生で担い、皆が役割を細かく分担して準備・実行したといいます。

これは子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのためのサッカー大会、そんなふうに表現できるんじゃないかと思いますね。

最近は子どものスポーツの現場で「怒鳴らない指導、怒らない大会」が徐々に増えてきたことは、これまでもnoteで取り上げてきました。

ただ、今回の大会は単に怒らないといった制約に留まることなく、子どもの主体性や考える力を含めた成長に対して、より踏み込んだ取り組みになっています。

実は伊勢原FCフォレストでサッカー指導を行う一場哲宏氏のことは、このnoteでも2年ほど前に紹介をしたことがあります。

この時は「怒らないコーチング」の文脈のなかで触れたものですが、その当時から前述したような観点での指導や取り組みを一貫して続けている同氏、同チームは素晴らしいなと改めて感銘を受けました。

一朝一夕で現在の形にいたったのではなく、きっと何度も試行錯誤を重ねてきたのだと思います。

時には大人が問題解決をしてしまいたくなる場面もあるでしょうが、それでもあえて手や口を出さずにじっと見守ること、そして信じることや肯定することなど、そんな想いや行動が詰まっている気がします。

勝ち負けや運動能力の向上といった従来の子どものスポーツに求められることの一歩先をいく取り組みが、これからさらに広がっていけば良いですね。

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