10月24日(火):祝!FC町田ゼルビアJ1初昇格!
本日はサッカーに関連した話を少しばかり。
先週末には明治安田生命J2リーグの第39節が行われ、FC町田ゼルビアが勝利をして今シーズンの2位以内を確定させ、悲願のJ1初昇格を決めました。
J1への初昇格は選手やチーム関係者、スポンサーはもとより、サポーターの方々の喜びもひとしおでしょうね。
本当におめでとうございます!
この町田の初昇格とあわせて触れないわけにいかないのが今シーズンから就任した黒田監督の存在です。
普段、あまりサッカーを見ない方のために補足をしておくと、黒田監督はこれまで長きにわたって高校サッカー(青森山田高校)の監督を務めてこられました。
もともと指導者としてJリーグクラブでの監督も可能なS級ライセンスを保持していたとはいえ、高校サッカーの監督からJリーグの監督に転身して初挑戦となる1シーズン目で、これまでJ1昇格経験のないチームを昇格に導いたのは、容易ならざることで偉業と称して良いと思います。
特に昨今のJ2は、かつてJ1にいたチームでさえ容易にJ1に戻ることができない状況から、時に「沼」とも表現されるほどそこを勝ち抜くのが難しくなっている中で首位をひた走ってのJ1一番乗りは本当にスゴイですね。
こうした結果をふまえると黒田監督の卓越した手腕がいっそう光って見えます。
以前に同監督のインタビュー記事を何度か目にした印象としては、論理が明確で、なおかつ話していることの解像度が高く、表現や例えが極めて的確だなと思いました。
前述した面は黒田監督が高校サッカーの監督以前には一般企業でビジネスに従事していたことも影響しているのかもしれません。
就任1年目というのは監督の意向をチームに落とし込むまでの時間が限られるし、選手の側も監督が他のプロサッカークラブで行ったチーム作りなどを見ているわけではないから、プロのチームでどのようなスタイルを展開していくのかは誰もが分からずに手探り状態からのスタートだったはずです。
そういった状況からのスタートであるものの、すぐに負けないチームスタイルを築き上げられたのは、監督の明確さや伝える力、言語力によるところも大きかったのではないかと想像しています。
プロサッカークラブの監督だけが決してプロの監督なのではなく、仮に高校サッカーの世界であっても、そのなかには真のプロ監督がいるのだ、ということを、このうえなく分かりやすい結果で表現してくれたような気がします。
何の世界であってもプロフェッショナルはいるもので、私たちもまた自分たちの身を置くそれぞれの世界でプロを目指していく必要性を示唆してもらったように思います。
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